2010年3月 1日
■[雑記]目が覚めたら爆発していた
日曜の惰眠をむさぼり、目を覚ましたのは昼過ぎでした。
久しぶりに更新して寝たので、なんとなくアクセス解析を覗いてみたわけです。
――眠気が吹き飛びました。
既に更新が月一程度となり、ほぼ知り合いしか見てないであろう当サイトが、本当に久々に一日千アクセスを越えました……。
カトゆーさんご紹介ありがとうございました。
久しぶりに沢山の人に読んでもらえる嬉しさを味わいました。
もう少し更新を頑張ってみようと思います。
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投稿者 文月そら : 02:31 | コメント (0) | トラックバック (0)
2010年2月28日
■[書籍]【俺の妹が】黒猫邪気眼問題【こんなに可愛いわけがない】(ネタバレ)
前のエントリの続きみたいな感じになりますが、『俺の妹』に登場する黒猫というキャラクタのリアリティについて、ちょっと取り上げてみたいと思います。
実は、私は最初違和感なかったんですが、黒猫の邪気眼ぷりについて、どうもうそくさい、との意見があることを知りました。
……言われてみればその通り。
『頭のいい娘であるはずの黒猫が、あんな現実離れした言動をとるのはおかしい』
確かにその解釈には説得力があります。
でも私には、指摘を受けるまでそういう違和感が全くなかった。何故か。
……恐らくそれは、私自身が割と邪気眼な中高生だったせいだと思われますw
――詳しく話すのは自爆過ぎるので避けますが。
……あ、ちなみにここで、邪気眼とは『現実世界とはかけはなれた厨設定を、現実の中に持ち込んでしまうこと』といったあたりに定義を置くとします。
とにかく、そんな私の個人的な感触として、邪気眼の有無と頭の良さには関係がないのではないか、という考えを持っています。
自分の周りを見渡しても、例えば東大京大、六大学あたりの高学歴な人間であるからといって、その小中高生時代が邪気眼と無関係とは限りません(無論、高学歴が頭の良さと直結するわけではありませんが、全くの無相関ということもないと思うのでここではその議論は置きます)。
さてここで、人は何故邪気眼になるのかを考えてみます。
邪気眼というのは、その設定の特異性ばかりが目を引きますが、それらは突然生じたものではなく、元々はある特定の作品の設定です。例を挙げるなら……まあ世代にも性別にもよるでしょうが、幽々白書であったり、ロードス島戦記であったり、あるいはドラゴンボール、最近ならゼロの使い魔とか、ワンピースなんかも入るかもしれません。……で、黒猫にとってのそれが、恐らく『マスケラ』なんだと思います。
普通の人は面白い物語に触れても「ああ、面白かった」という程度で終わってしまう方が多いでしょう。まあせいぜい、ハリウッドアクション映画を観たあと、しばらく自分が強くなったような気がしたりとか、その程度だと思います。
でも、ある種の業が深い人間はそれでは済みません。描かれた物語、登場人物の姿を全てしゃぶりつくしても飽き足らず、その作品世界そのものを自分の中に取り込もうとします。描かれたエピソードの裏側はどうなっていたのか、描かれなかった人間関係はどうだったのか、その後、本当に世界は平和になったのか、などなど。そして発想を膨らましていく中で、世界に破綻を見つけると、無理のない新設定を考え、物語をつむぎ出して修復します。こうして妄想はとどまるところを知らずに拡大していきます。当然、世界観も人物像も、どんどんリアリティを増していきます。
ついに没入が臨界点を越えると、こういうことを考えるようになります。
『もしかすると知らないだけで、この世界のどこかに、本当に彼らはいるんじゃないだろうか』
『もしかすると知らないだけで、ああいう超能力が、この世界にもあるんじゃないだろうか』
……邪気眼、一丁上がり、であります。
この辺、黒猫が同人活動をしているというあたりを含めて、非常にリアリティを感じるんですよね。
でもって、大好きなその世界観にひっぱられて、オリジナルを書いてもそっち方向から離れられなくなってしまうのです。特に若い頃は。
……とまあ、以上のようなことから、黒猫はああいう業の深い娘になっているのではないかと考える次第です。
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投稿者 文月そら : 04:06 | コメント (0) | トラックバック (0)
2010年2月22日
■[感想/書籍]『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(ネタバレあり)
誠に失礼ながら、侮っていた。というのが正直な感想である。
一応このお話の概略は人づてに聞いて知っていた。
曰く、妹がかわいい話である。
曰く、妹はオタクであり、それを隠している。
曰く、有名ニュースサイトの名前が出てきて、発売当初各サイト大騒ぎしていた。
などなど。
それら風評を耳にするにつけ『なんとなく内容は想像つくなあ』『まあ読めば面白いのだろうけど、なんか色々あざとい気もするしなあ』などと思い、結局手を出さずにここまできた。
そんな中、初音ミクの絵と曲から入って、挿絵のかんざきひろ氏のファンになり、コミケで本を買った余勢を駆って、自分の中で再びクローズアップされてきたのが、本作「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」だったのだ。
ということで、買って、実際に読んでみた。
当初の見込みとしては、お約束満載の萌え小説だろうと思っていた。正直、あまり好きなタイプの話じゃないかも、と思っていた。……でも、全然違った。
勿論、キャラ配置や設定をはじめ、いわゆるお約束的な道具立ては結構ふんだんに用意されている。その辺の印象は当初とそんなに違わない。しかし、それを使って描こうとしている部分、フォーカスがあたっている部分が全く違った。
それは、ひと言で言うなら『現代のオタクを巡る諸問題と、そこに生きるオタクの姿』といったものだと思う。
隠れオタクと一般人とのコミュニケーション問題であったり、いわゆる児ポ的な問題であったり、同人活動であったり、才能と嫉妬の問題であったり、オタクであること自体の恥ずかしさであったり。切り口は各巻様々だが、我々にとって結構重いテーマが、明るく、しかし真摯に描かれている。
そこに描かれる登場人物の姿も魅力的だ。彼らはオタク非オタクを問わず、思想的な対立はあっても、皆根本的には誠実で優しい。こだわりや信条、コンプレックスや偏見で時に強く対立することはあっても、皆最終的には相手の話を聞く耳を持っている。
主人公は実は非オタなのだが、彼の持つ眼差しの優しさも素晴らしいと思う。彼にはどんなに素直じゃない人間が相手でも、自然にその良さを見抜ける目がある。それなのになんで妹のことだけ散々延々と誤解し続けてたんだとも思うが、まあ身近すぎたんだろうし、その辺は語られないエピソードがありそうだ。特にアルバムのあたりに。
まあ正直なところ、現実はそんなに甘くねえですよとも思わんこともない。世の中そんないい人ばっかりではないし。……でも、それはそれとして、主人公を囲む、オタクや非オタクたちの優しい世界が、私は嫌いじゃない。
とりあえず、気配り超人こと沙織の正体と、完全な一人勝ちかと思われたヒロインレースに、最新刊で突然大外から物凄い足でまくってきた黒猫の今後が気になる作品です。
あ、一つ書き忘れたけど、タイトルから連想されるような「妹の正ヒロイン昇格」だけは絶対無い作品です。どう転がっても互いの甘えから抜け出せずに不満を溜め込んだり、当り散らしたり、すれ違ったりしてしまう。家族としての兄妹の距離感の描き方も、この作品の見事な点だと思います。
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投稿者 文月そら : 02:20 | コメント (2) | トラックバック (0)
2009年12月29日
■[お知らせ]10年目の奇跡C77委託について
ども、おひさしぶりです。
既に史上最高の作戦さんでご紹介いただいていますが、くるみさんのご厚意により、10年目の奇跡をC77にて委託販売させていただけることになりました。
コミックマーケット77
サークル:史上最高の作戦
12/31(木) 西2ホール”い”ー09b
どうぞよろしくお願いします。
http://www4.atpages.jp/underglass/C77.html
なお、一度売り切れましたとらのあな様通販も地味に復活しております。ご利用くださいまし。
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0010/19/17/040010191707.html
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投稿者 文月そら : 17:37 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年11月 7日
■[書籍]ラノベ話
最近追っている連載が完結するなどして段々減ってきたので、いくつか増やしてみました。1つは鋼殻のレギオス。たまたま観たアニメでフェリがとっても無表情でかわいかったからです。もう1つが影執事マルクシリーズ。やまたさんが薦めていたからです。
鋼殻のレギオスについては、特異な世界観が面白いですね。
脚がいっぱいある都市が荒野をガションガション歩く姿は想像するだけで妙に楽しい。
最初は異世界に生きるモテ天才を描いていく話かと思っていたのですが、彼を含めた武芸者と呼ばれる戦闘員全員が『勁脈』という人間にはない器官を持つ『人から生じながらも人でない』存在であるとされており、さりげない断絶が示唆されていたり、またこの世界自体が創られたものである可能性も示されていて異世界ものですらない可能性があり、そう話は単純ではないようです。(現在10巻を読了した時点の認識)
とりあえず言いたいことはレイフォンモテすぎでありフェリにしないならもげろ。
影執事はタイトルで物凄く損をしていると思います。正直お薦めの言葉がなければ手を出さなかったでしょうね。
ところで、自信をもって襲撃→返り討ち完敗→絶対の忠誠の流れにどうも既視感があったんですが、これ東方の咲夜の縁起のパターンに近いですね。そういえば。
よくある俺様最強主様最高執事ものではなくて、影執事くん結構負けるしかなり不幸です。彼の強さの理由、彼が鈍感な理由もきちんと用意されており、非常に丁寧な語り口です。たくさんキャラが出てきて群像劇的でもあり、しかも主人公を中心とした放射状の人間関係ではなく、脇キャラクタ相互の相関関係もかなり複雑なものになっていて面白いです。
更に、15X24も話題になっていたので買ってみました。『もっと評価されるべき』的な取り上げられ方をよくされていたので、なんとなく新人さんかしらと思っていたのですが……著者新城カズマ……? ――って蓬莱学園の人じゃんか!w そりゃ凝った話に決まってるわ。これはこれから読みます。
【このエントリ に付されたタグ】: 15X24, 影執事マルク, 鋼殻のレギオス
投稿者 文月そら : 01:08 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年10月 1日
■[雑記]時間よとまれ
久々に来たスパムコメントを削除したのをきっかけに更新してみます。
無駄な更新通知を送ってしまったと思うのでー。
さて、近況というほどの近況もないのですが、適当に筆の向くままにすすめてみますね。
漫画でも小説でもアニメーションでも、時間停止を素材として使う作品は沢山あります。が、本当に「時間」を止めた話はほとんどありません。だって、時間の流れが完全に止まってしまえば、物質は運動することができないはずですから、止めた本人も活動できません。折角止めた時間も、観測者がいなければ意味がない。そういうわけで、大体の作品では、本人だけは停止した時間の中で動けるという設定になっています。
でも、実はこれもおかしい。例え自分の体だけは時間の流れが停止していないとしても、空気の分子は時間が停止している以上、動きません。変形すら不可能です。だから折角時間を止めたのに、術者は一歩も動けないことになる。……あ。ついでに呼吸もできませんね、そういえば。
同じ理由で、術者は止まっている他人にも干渉できません。仮に自分の周囲の空気だけ時間停止から解放して動けるようにしたとしても、他人を殴ろうが蹴ろうが、時間が停止している以上、その他人の体を構成する物質の状態は全く変化しません。ノーダメージです。で、自分の手は超痛い。もし殴ってダメージを与えたかったら、相手の時間停止も解除しないといけません。結局、時間を止めても何も得がないのです。せいぜい停止した時間分だけ、自分の寿命が相対的に減るくらいでしょうか。
まあ、こんな話は屁理屈でしかないのは分かっています。時間を止める能力というのは、分かりやすいからそういっているだけであって、本当に止めているのは時間じゃない。それは自分以外の人間の意識なり、認識です。要するに自分以外の全員が一時的に気を失ったなら、『時間を止めた』のと同じことになる。あるいは、自分以外の他人に認識できない速度を身につければ、これも同様に『時間を止めた』ことになる。
実際に時間を止めることは、恐らく不可能です。でも先ほど述べたような意味で『時間を止める』ことは不可能ではない。だから、金と手間に糸目をつけなければ、「ザ・ワールド!」を使うことは実は不可能じゃない。そこがちょっと面白いな、と思います。
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投稿者 文月そら : 23:01 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年8月19日
■[お知らせ]10年目の奇跡 委託情報
さて、夏コミ新刊10年目の奇跡ですが、とらのあな様で通販が始まった様子なのでご連絡します。
とらのあなweb通販「十年目の奇跡」
恐らく各店舗の店頭にもこれから順次並んでいくものと思われます。
また、サークル花楠さまのご好意により、来る09年9月23日(祝)エターナルカノンにて、小部数ですが、委託販売させていただけることになりました。
09年9月23日(祝)11:00〜15:00
東京都立産業貿易センター浜松町館5F
どうぞ宜しくお願いします。
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投稿者 文月そら : 01:10 | コメント (0) | トラックバック (0)

