« 2007年7月 | メイン | 2007年9月 »

2007年8月30日

[リトルバスターズSS]それは円陣からはじまった(ネタバレ) それは円陣からはじまった(ネタバレ)

リトルバスターズ!の初SSを書きました。
時間軸としてはプレストーリーになりますか。物語の始まりに位置します。

物凄い全速力でネタバレですので、未プレイの方は御遠慮下さい。
個別シナリオのみクリアされた方もダメですよ。

タイトル画面の変化を御存知の方にお贈りします。
では、どうぞ。


 
 
 
 

 ビーッ! ビーッ! ビーッ!

 どこかで警報音が鳴り続けていた。

 ……真っ黒い世界に、わずかに赤い明滅が感じられた。
 だが、他には何も見えない。暗い、漆黒の世界だった。

 ――どくん!
「……痛っ!」
 突如、巨大な痛みの波に襲われた。まるで身体が浮き上がるような痛みだ。
 ――どくん!
 右肩。
 ――どくん!
 右肩が、酷く、痛い。
 そして、そこから先の感覚が――なかった。
「!」
 わたしは恐怖にかられて目をそちらに向けようとしたが、頭が何かにがっちりと挟まれているようで全く動かすことができなかった。
「これは、一体……」
 それだけではない。湿った空気に濃密に漂う油のニオイ……。
 そこかしこからうめき声が響いているのにも気付いた。

 ビーッ! ビーッ! ビーッ!
 どくん! どくん! どくん!
 鼓動のたびに襲ってくる痛みの合間に、いくつかの笑顔が瞬いた。
 ――そして、脳裏に蘇る。
 楽しい、楽しかったはずの、今日という日を。

 ――今朝。
 教室に行くと、珍しい顔があった。
「あ。みおちんだ。おはよー!」
「……おはようございます」
 葉留佳さんは他のクラスの人だが、彼女が必要以上にうちのクラスにいるのはいつものことなので別に不思議はない。
 けれど、わたしよりも早く三枝さんが学校に来ているところは、初めて見た。
「いやもーなんだか暑いねー」
「夏も近いですから」
 世間話をしていると、背後でがらり、と扉が開いた気配。
 振り返ると、来ヶ谷さんが立っていた。
「おはよう。二人とも早いな」
「あっ姉御ー! いやいやー。はるちん、もう昨日から興奮しちゃって、朝5時には目が覚めちゃったのですヨ」
「おはようございます。……わたしは、いつも通りですよ」
「……と、言いつつ美魚君。髪の毛がはねているぞ」
「……!」
 慌てて、指差されたあたりを手で押さえる。
 ――確かに、はねてるみたいだ。ぼっ、と顔が熱くなる。
 ……わたしらしくもない。
 そういえば、今朝は鏡前に立った記憶がない。わたしも、はしゃいでいたのだろうか。……修学旅行に。
「はっはっはっ。美魚君のそういう顔は初めて見たな。早起きはするものだと思わないかね? 理樹君」
「……!!」
 来ヶ谷さんの後ろから……本当に直枝さんが現れた。
「おはよう、西園さん」
「……は、はい」
 ……もう、消えてしまいたくなった。
「いや。理樹少年だけじゃないぞ。実は小毬君やクドリャフカ君とも校門で一緒になってな」
「おはようございますー! みなさんお早いですー」
 ぴょこん、と、来ヶ谷さんの背中から能美さんの元気な笑顔が飛び出してきた。
 続いてバタバタとした足音とともに小毬さんも登場した。
「……はあはあ。ふー。……みおちゃん、おーはよーう」
 わたしの手に、小毬さんから何かが手渡された。
「濡れハンカチ……?」
「うん。よかったら使って?」
 寝癖のことを再び意識して、顔が熱くなる。でも、小毬さんのいつもながらの邪気の全くない笑顔に、何も言えなくなってしまった。
 ……黙って、ご厚意に甘えることにする。
「うんうん。素直なのはいいことだと思うぞ、美魚くん」
 来ヶ谷さんが何故か嬉しそうだ。
 がらっ!
 勢い良く開かれたドアに、再びみんなの視線が集中した。
 肩で息をしていた女の子、鈴さんが顔を上げた。
「たいへんだ! バカとバカがまたバカをはじめた!」
「……ああ。真人少年と謙吾少年か」
 苦笑めいた雰囲気が流れる。まあ、いつものこと、と言って良いと思う。
「して、鈴君。今度はいったい、何があったのかね?」
「……まあ、とにかく来てくれ!」
 振り返りもせずに駆け出す鈴さんに、全員がついてきた。

 ……あいかわらず、みんな付き合いが良い。

 ……あ、わたしもか。

 校門脇の木立、その物陰にずんずんと荷物が積みあがっていた。
「理樹、早く止めてくれ! やつら、絶対くちゃくちゃロクでもないことを始める気だ! 修学旅行がくちゃくちゃ旅行になるぞ!」
 鈴さんにせかされ、直枝さんが素朴な疑問を一息ついていた宮沢さんに投げかけた。
「……何してるの? 二人とも」
「ん? ……いや、その、恭介に頼まれてな」
「よっ、せっと……。これで全部か」
 重そうに井ノ原さんが下ろしたものは……巨大なクーラーボックスだった。しかも、井ノ原さんの足元にもう一つある。都合二つ。
 他にも、小型バッテリーに扇風機。用途は分からないけれど何種類かのケーブル類。恐らくひまつぶし用の漫画類。
 そして、うず高く詰みあがった、色とりどりのクッション。
 ……まあなんというか。
 これは、どう見ても。
「……来る気だね、恭介」
 おかしくてならない、といった様子の直枝さんに、来ヶ谷さんがにやりと応じた。
「……ああ。全く恭介氏にも困ったものだ」

 袖で汗を拭きながら、井ノ原さんが宮沢さんに問いかける。
「で、どうすんだ? あいつ荷物室にでも忍び込む気か?」
「多分、そうなんだろうな……」
「……ええっ! それは、いくら恭介さんでもムチャだと思いますっ!」
 能美さんが常識的な心配の声をあげたけれど。
「まあ、でも恭介だしな」
 という、井ノ原さんの一言にわたしたち全員の心境は集約されていた。

 恭介さんはどうにかして忍び込んで、どうにかして修学旅行について来るのだろう。
 そしてわたしは、またリトルバスターズの誰かが巻き起こした、わけのわからないことにわけのわからないままに巻き込まれて、そして……楽しい旅行になるのだろう。
 小学校中学校と、わたしにとってわずらわしいばかりだった修学旅行という行事が、まるで違った意味を持つようになるのだろう。

 そうなるはず、だった。

 ……のに。

 目を開く。
 明滅。
 あかい、くろいせかい。
 あの警報音が聞こえる。
 でも、何故かひどく遠い。

 だんだん、意識が朦朧としてきた。

 肩を乱暴に襲い続ける痛みですら、わたしを現実に繋ぎとめてはくれないようだ。
 すっ……と、意識がまっくろになろうとした、その瞬間。

『誰か! 誰でもいい! 鈴を……理樹を、助けてくれ!』

 酷く聞きなれた、けれど酷く違和感のある声だった。
 誰の声だろう。

『たのむ――だれか――どうか、りんとりきを、たすける……ちから……を……』
 ついに、その声は涙を流しはじめた。
 涙は波紋となって、バス全体をつつんだ。
 ……その時、ぼんやりしていたイメージが眼前で明確な像を結んだ。

 恭介さんが泣いていた。
 泣く筈のない人が泣いていた。
 直枝さんと……鈴さんをたすけてほしいと、わたしたちのリーダーが泣いていた。

 状況は良くわからない。
 けれど、否やはなかった。
 わたしは、ふらふらと手を伸ばし、さまよっている恭介さんの手をぎゅっと掴んでいた。

 気がつくと、わたしは白い世界に横たわっていた。
 周囲を見渡したが、深い霧に阻まれて何も見渡すことができない。
 それでも目を凝らすと、建物のシルエットがかろうじて確認できた。
 慣れ親しんだシルエット。

 ――学校。
 ここは多分、わたしたちの学校の、それも中庭だ。
 ただ、何故だかやたらと霧が深い。

 ……でも、学校?

 今日は修学旅行で、わたしたちはバスに乗って、それで……。

「西園。気がついたか?」
 不意に、聞き慣れた声がした。
「……恭介さん、ですか?」
「ああ」
 恭介さんは、難しい顔をしてこちらを見下ろしていた。良く見ると、恭介さんの両脇には、井ノ原さんと宮沢さんの姿もあった。
 周囲には、他のリトルバスターズのメンバーが、眠るように横たわっていた。
「……ここは、一体」
「西園は、あっちで意識を取り戻したか?」
「……あっち、ですか?」
 記憶が蘇る。――明滅するイメージ。経験したことのないほどの痛み。
 こくり、と頷いていた。
「そうか……」
「……んー」
「あれ? ここどこ? バスは?」
「……」
「……ん? なんだ、ここは?」
「むにゃむにゃ……もう旅館についたですかー?」
 もぞもぞと、他のメンバーも目を覚ましはじめた。皆不思議そうにきょろきょろとあたりを見渡している。
「……あれ? 直枝さんは?」
 そこで気付いた。人数が足りない。
 よく見ると鈴さんの姿もなかった。
 とにかく状況が全くわからない。わたしたちの視線は、自然に沈黙を守っている恭介さんのところにあつまっていた。
「――正直、俺にも正確な状況はつかめない」
 問わず語りに、恭介さんが語り始めた。
「わかっていることは、ここが普通の世界ではなく、俺たちの意識が作り出した世界だということだ」
「……え?」
「ど、どういうことですか?」
 小毬さんと能美さんが疑問の声をあげる。それは、わたしたち全員の疑問だった。
「言葉どおりさ。たとえば……」
 恭介さんが握っていた手を開く。すると、そこにポンと綺麗な花が咲いた。
「ふえっ?!」
「……どういうことだ、恭介氏」
「みんなはバス事故のことは覚えているか」
「……」
 その一言に、水を打ったようにしんと静まり返る。
「……やはり、あれは本当にあったことなのだな?」
 来ヶ谷さんが冷静に確認した。
「そうだ。そして、俺たちは現在瀕死の状態にある。……残念ながら俺たちが助かる可能性は非常に低い。……バスの燃料が漏れ出しているんだ」
 ひっ! と、能美さんが息を呑んだ。
「……幸い、理樹と鈴は、真人と謙吾がとっさにかばってくれたお陰で、大した外傷がない状態だ」
 ほっとした空気が流れた。……わたしも、ちょっと涙が出そうになった。
「俺は、俺たち全員を失った後の世界でも、理樹と鈴が幸せに暮らしてくれること。それを強く望んだ。でも今の二人は、弱い。……これはとても、実現が難しい願いだ」
「……」
「俺は必死で叫んだ。誰か、どうか助けてくれと。……そして、気がついたらここにいたんだ」
 そこで、恭介さんは自分の手をじっと見つめ、ゆっくりと開いたり、閉じたりしていた。まるで何かの感触を確かめるように。
 自分の手をみつめる。恭介さんの手をとった温もりを思い出した。
 気付くと、全員がわたしと同じように自分の手をみつめていた。
 ……そうか。みんなそうだったんだ。
 こんな状況なのに、わたしは嬉しくて泣きたくなってしまった。

「俺は、俺たち三人は決めた。この事故で理樹と鈴は俺たちを失うことになる。その先の世界にあいつら二人が踏み出せるように、そのためにこの最後の時間を使おうと」
 そういって恭介さんは、拳をぐっと突き出した。
 その拳に、無言で井ノ原さんと宮沢さんが、ぐっと手のひらを重ねた。
「難しいことはわからねえ。でも俺は、これが最後だってんなら、理樹と鈴のためにできるだけのことをしてえんだ」
「……完全に同意だ。真人とここまで意見があうなんてな」
 そして、二人はにっと笑った。
「そうして作ったのがこの世界だ。……正直俺たちには絵心がなくてな。校舎の再現度はイマイチだ。だから霧でごまかしている」
 恭介さんは苦笑をうかべた。
 ……なるほど。
「できれば、みんなの力をかしてほしい。……何の得にもならない話だ。むしろマイナスかもしれん。だから、これはただの……お願いだ」
――わたしの答えは決まっていた。
「要するに、こういう感じでお手伝いすればいいんですね?」
 手のひらを中心に円陣を組む三人の手の上に自分のてのひらを乗せ、強くイメージする。
 わたしがみんなに……直枝さんに出会って、一人でなくなった場所。一人でなくなってしまった場所。
 ――たぶん、もう帰れない、あの場所を。
「うおっ! こりゃ何だあ!?」
「わあ! すごいですっ!」
「すげー! みおちんすげー!」
 上がった歓声に目を開くと、わたしが思い描いた通りの校舎が、中庭が、空が……世界がそこに広がっていた。
「すごいな。こりゃもう本物と見分けがつかないぞ」
 普段沈着冷静な宮沢さんまで、ちょっと興奮しているみたいだ。
 わたしは少しだけ調子に乗って言ってみた。
「……他の事ではみなさんに敵いませんけど、妄想力なら誰にも負けません」
「ははっ。さすがだな!」
 恭介さんが空いているほうの手でわたしの肩をたたく。
 役に立てたのが嬉しかった。……ちょっと痛かったけど。
「なーるーほーどー。じゃあ私は」
 そう言いながら、小毬さんがわたしの手の上に手のひらを重ねた。その手にぐっと力がこもる。
 降り注ぐ光に微妙な変化を感じて、皆で空を見上げた。
「空が――」
 単調だった空の色が変わっていた。
 ただ蒼いだけでない空。
 ただ白いだけでない雲。
 見せられてみると、確かに空というのはこうでなければいけない。
「あとね。この学校は夜空が綺麗なんだよー? 知ってた?」
 小毬さんが右手の人差し指をぴんと立て、くるりと回すと、一瞬にして世界が暗転した。
「わふっ!」
「うわ!」
 目が慣れてくると、空に銀の輝きがいくつも瞬いているのが見えてきた。
「あっ。流れ星!」
「これは風情があるな」
「……みんな、見えた? じゃあきっとみんなの願いは叶うよ」
 にっこり笑って空を青空に戻しながら、小毬さんは言った。
「じゃあねえ、次ははるちんに任せてもらいましょーか!」
 手に、三枝さんの重みを感じると、中庭にベンチや花壇の柵、「花を大切に」のたて看板などが追加された。
「こういう備品なんかも、リアリティの上では重要なのですヨ?」
「私にもお手伝いさせてくださいっ!」
 能美さんも輪に飛び込んできた。
 能美さんにはちょっと手の位置が高すぎたので、みんなで下げると、満面の笑みで能美さんが手を添えた。
 ――小鳥が、蝶が、蜂が、蟻が。にわかに世界はにぎやかになった。
 輪に一人加わるたびに、真白かった世界に、新たに一筆ずつ入っていくようだった。
「……理樹少年を大人にしてしまうのは個人的に非常に残念だが……少年を無理やり大人にするという趣旨には、ちょっと惹かれるな」
 最後に、来ヶ谷さんが手を乗せると、唐突に旧校舎が登場した。
「あ、いけね。そういうのもあったな!」
 井ノ原さんが感嘆の声を上げた。
「立ち入り禁止ですから、忘れてましたっ」
「……ちなみに、旧校舎内もちゃんと知ってるからな。中にも入れるぞ」
 得意げに補足する来ヶ谷さん。

 ――わたしは、思いあがりを恥じていた。
 わたしが知っている学校なんて、まだまだ狭かった。味気なかった。
 改めて、みんなで作った世界を見渡して思う。確かにこここそが、わたしの、わたしたちの、学校だと。

 そうして一人ずつ加わり、自然に組みあがった円陣。
 その中心で、恭介さんは言った。
「――ありがとう。みんなのおかげで、この場所は理樹と鈴を迎え、鍛え上げるのに最適な場所となった」
 ――泣きそうな恭介さん。でも、さっきとは違う。
 今の恭介さんは嬉しそうだった。

 わたしは思い出していた。みんなもそうだと思う。
 あの、ぼろぼろに負けた野球の試合の日のことを。

 あの日も、この円陣で始まった。

「これより、リトルバスターズのラストミッションを開始する。しまっていくぞ!」

「応っ!」

 みんなの声が、一つに聞こえた。

【このエントリにはタグがつけられていません】

投稿者 文月そら : 03:00 | コメント (4) | トラックバック

2007年8月23日

[ゲーム]うみねこのなく頃に終了うみねこのなく頃に終了

うみねこのなく頃に、クリアしました。
まあ、相変わらずの選択肢なしビジュアルノベル。
今回の舞台はミステリの王道、館モノです。
舞台自体は、不自然なくらい王道です。(笑

各所でキャラデザについて批判が出てますが、これ、ひぐらしの最初よりずっとましになってる気がするんですけど、どうなんでしょうね。
実は表情差分とかもかなり細かく作られていますし、頑張っているなあという印象でした。
……ただ、泣いている絵だけは、ちょっとコミカルすぎた気がしますが。

で、うみねこのなく頃にというタイトルについて。
ひぐらしならともかく、うみねこなんて年中鳴いてるじゃねえかと思ってましたが、なるほど、そういう風に処理してきましたか。ちょっと苦しいかなとも思いますが、納得はしました。

全体の印象としては、面白かったですが、ひぐらしに比べちゃうとパワー不足かなあという気はしています。
今のところは。
化ける期待は持てますので、今後もプレイします。


以下、ネタバレです。


 
 
 
 

ひぐらしについて、最大の批判はこういうものだったと思います。

『ミステリかと思って謎解きに挑んだら、ラノベだった』

ループする世界、そして時を越える魔女の存在。
架空の風土病的奇病の存在。
さらに、実在する(しかも実体化する)オヤシロサマ。

こういう非科学的な存在を包含しているという前提を持っていなかった人にとっては、解決編を経て裏切られたとの印象が拭えなかったかもなあと思います。
……僕は最初からラノベとして読んでいたので楽しめましたが。

さて、今回。
不自然なくらい、魔女の実在が繰り返し唱えられています。
挙句の果てには、恒例のお疲れ様会の席上で、魔女ベアトリーチェ本人が登場し、戦人が魔女を信じないからみんな死んでしまったんだと責め立てます。
そして、全員が信じないと奇跡がおきない、と、ひぐらしのキーワードまで交えてきます。
……こりゃちょっとロコツなミスリードに見えますねえ。

つまり。
最初は事件だけを描写し、ファンタジー的要素を明かしていきながらストーリが進行していったひぐらしの逆。
最初に魔女を提示し、ファンタジーであると見せながら、それを打ち破る方向で進行していくのだと思います。

ただまあ、ちょっとこの見せ球は露骨すぎるので、まだ裏はあるんだろうと思いますが。

ストーリ全体としては、冒頭でも書きましたが、面白いけど、ひぐらしに比べると……というところです。
ひぐらしの場合、何が怖かったって、人間の悪意が怖かったわけです。
さっきまで仲間だと思っていた人間が敵になる。
友達が、突然理解不能の狂気の存在になる。
そういう、彼も我もの異常心理の只中での孤立無援の怖さというのが、一番大きかったと思うんですね。

今回は、魔女の存在が強烈に意識されているせいか、どうもそういう意識に乏しかった感があります。
まあ、登場人物は皆一癖も二癖もあって、善人ぞろいかというと決してそんなことはないんですが、家族の絆的な部分が結構出てくるので、どうしても悪意は外からくるように感じてしまう。
真相はそこにはないような気がしますが、心理的にどうしてもそうなるので、後ろから(味方から)殺られるという恐怖がどうも薄いんですよね。
これによって、先読みをしづらくすることには成功していますが、怖さという面では不利に働いてる気がしますね。

あと、気になったこととしては場面展開についてです。
暗転してからの間が妙に長いのが気になりました。テンポが非常に損なわれています。
思わず裏でテキストファイル開いて、感想メモを書けるくらいの余裕がありましたからね。
PCスペックのせいかなとも思いましたけど、リトバスをノーストレスでプレイできる環境で問題が生じるとも考えづらいです。

……なんか文句ばっかり書いてるような気がしますが、事前の予想よりはずっと面白かったですよ。
キャラも、ひぐらしの焼き直しみたいなのはいませんし、おっさんおばさん連中がいい味をだしているところがまた高評価でした。今回、舞台が学校じゃないですから、重要なんですよね、そこ。

まあ、今回は顔見世というか、事件見世というか、魔女に全く手も足も出ずで終ってしまったわけですが、このお話の真価が問われるのは次作ですね。

キャラは分かった。
それぞれの背景もある程度出てきた。
謎も提示された。

さて、竜騎士07さんはこれらをどう料理してくれるのか。楽しみにしています。

【このエントリにはタグがつけられていません】

投稿者 文月そら : 04:44 | コメント (0) | トラックバック

2007年8月15日

[ゲーム]リトバス日記4リトバス日記4

リトバス終了〜!
鈴→リトルバスターズで、ついでに日常エンドまでみて、イベント絵はコンプリート。
結論としては、すごく面白かった。

……というか、このゲーム、絶対に最後までやらないといけないゲームですね。
世界の秘密を合わせて改めて個別ルートで起こったことを考えると、解釈がまるっきり全然違ってきてしまう。
具体的には、主犯が誰なのかということ。
なんであそこであんな展開になったのか、ということが、最後までくるとよく分かります。

しかもなんか、リフレインまで完全に終らせタイトル画面が変化してから個別ルートを再プレイすると、前は出てこなかったキャラがからんでくるんですが……。
シナリオはもう全部終ってるのに……一体どこまで凝ってるんだ、このゲーム……。

ではまた空行でございます。

 
 
 
 
 

鈴ルートとリフレインは非常に密接に関連しているのであえて分けません。

……まあ、鈴のbadの時、バス事故で生徒が落ち込んでしまった学校云々という話が出た時点で、どうも怪しいとは思ってましたけど、まさか全員巻き込まれているとは思わなかった。

全ては、理樹と鈴のために仕組まれた世界。
事故にあったリトルバスターズのメンバー全員が持ち寄って起こした奇跡だったってことですね。
もう助からないと覚悟して。

二人のためのゆりかごだったんだな。

とっても、こういうの好きです。

ゲーム開始時の青い画面を飛び交う光の玉。
最初8つから、いつの間にか3つまで減ってましたけど、あれは、恭介たち三人と鈴を除く五人のヒロイン。世界の構築にかかわる八人の光だったんですね。
確認してませんが、多分シナリオをクリアするたびに減っていたんでしょう。

まだプレイ直後なのでいろいろまとまりませんが、いくつか、気になっていることをポイント毎に書いてみようかと思います。

■新生リトルバスターズは本当にあったのか?

全てが恭介たちの仕込みだとはっきりしたときに、一番心配していたのがこれでした。
もしかして、新生リトルバスターズは全て幻想だったんじゃあるまいかと。

単に恭介が、理樹と鈴を鍛えるためにリトルバスターズを作り、壊した。
姉御や葉留佳やクドや美魚や小毬は、単に巻き込まれただけ。
そう解釈できるセリフが、いくつかありました。

……それって、あまりにも哀しすぎる。

でもこれは、最後で明確に否定されましたね。
現実に還って来てからも、みんな自然に集まっていましたからね。あの世界での出来事については、あえてあまり話さないとなっているのに、あの世界にしかリトルバスターズがないのなら、集うわけがない。

ていうかそもそも、そんなただのクラスメイトのために、もしかすると命をかけているであろうこの世界の構築、なんてことに手を貸すはずがない。

ここで、ほっとしました。

■というか、どこまでが本当にあったことなのか

新生リトルバスターズが存在するということは、野球はやっていたんだろうと思います。
ただ、試合は負けたんだろうと思います。多分、かなりコテンパンに。コールドだったんじゃないかなと思います。
だから、勝った時に恭介はあんなに狂喜乱舞していたのでしょう。

だから多分、あの試合は、みんなの成長の象徴なのです。

各ヒロインとの出会いも、多分現実をなぞっているんじゃないかと。
出会いというのは人の印象に強烈に関わる要素ですから、これが違っていると大きな矛盾を後に生むことになりかねません。理樹や鈴に世界への違和感を抱かせてはいけませんからね。
つかみは尋常に入って、世界を受け入れてもらってから、このミッションは始まるんだろうと思います。

■個別ルート

クドのあの衝撃のイケニエエンドも、この世界の構築にクド自身が関わっているとなると、話が全然違ってきます。
あれは、恐らくクドの贖罪だったのでしょう。
だから、どうしても「国に帰」らなくてはいけなかった。(帰らなければバッドエンド)
そして、罰されないといけなかった。
そうでないと、知っていながら帰らずに修学旅行に行ってしまった現実と全く同じ過ちを犯してしまうから。

……などと、うだうだ書くつもりだったのですが、もっと素晴らしいまとめを書いておられる方がいらしたので、そちらに譲ります。
こちらでは、僕にはまるで意味の分かっていなかった、「あの物体」についても解明しておられます。

クドルート

でもってこの方、美魚や姉御についても、非常に興味深い考察をされてますので、是非見に行って下さい。
美魚についてなら、美魚がおそらく、他のヒロインよりも明確にこの世界のルールを理解していたことの意味と、入れ替わりの真意。
姉御についてなら、何故6/20なのか、あの最後の世界はなんなのか。
そういったことに興味がおありの方にオススメです。

美魚ルート
姉御ルート前編
姉御ルート後編


■『違うクラス』という大問題

ここではたと気がつきます。
修学旅行バスが事故にあったということは、事故車両に乗り合わせているのは、同じクラスの人間だけです。
リトルバスターズのメンバーでクラスが同じなのは理樹・謙吾・真人・クド・美魚・小毬・唯湖。
恭介はバスに潜んでいるであろう旨のセリフがありましたし、葉留佳は確か、個別シナリオの中でも、修学旅行では理樹のクラスのバスに乗りたいと言っていたので、実際にも乗っていたのでしょう。

で、問題になるのが佳奈多とさささです。
彼女らは事故に巻き込まれている必然性がない。
なら、いわばNPC(ノンプレイヤーキャラクター 要するに中の人なぞいない状態)だという解釈でいいのか?

……だとすると、多分葉留佳の願いは叶いません。自分の空想の産物の姉と和解したって意味がないですから。
しかも、作中の言動からすると、どうも葉留佳、美魚と同じくらいにこのループについて自覚的であるようなのです。
なら、なおさらそんな茶番を演ずる意味がない。
更に言うなら、現実に帰還してから、かなり早い段階で葉留佳と佳奈多はじつにあっさり和解しています。
どう考えても、本人だったと考えるべきでしょう。

さささについては、NPCだと寂しいですね。
せっかく鈴が、ライバルからほのかな友情までを育てた相手に中身がないなんて、ちょっと……。

そこで、こういう説をとりたいと思います。

『彼女らはゲストとして呼ばれていた』

佳奈多は、この事故に心を痛めているはずですし、さささも鈴のことを少なくとも意識はしていたはずですから、動揺しているはずです。
もしかすると、無事を祈っていたかもしれません。

これは恭介の言葉ですが、ループが元に戻るたびに現実世界での時間も巻き戻るような発言がありましたよね。
だからオイル漏れの現場を目指して何度這いずっていっても、結局元に戻されてしまうと。

つまり、事故がおこって、世界が作られた瞬間で、時間は止まっているのだろうと思います。

その瞬間、祈りをささげていた佳奈多やさささがあっちの世界にひっぱられたとしても、現実世界では一瞬のことでしょうから、特に支障はないだろうと思います。

じゃあバイオ田中とマッド鈴木の中の人についてはどうなんだって?
……そんなんどうでもいいです(笑

■未確認情報

どうも、クリアした順に中の人が消えていると考えられる節があります。つまりNPC化している?
例えば、葉留佳シナリオで佳奈多に対してクドが助言するというシーンがあるらしいのですが、僕は見ていません。確か姉御が出てきたような。
なんか姉御を先にクリアするとそうなるという話もあるんですが、未確認。
他にも、葉留佳をクドよりも先にクリアすると、クドルートで葉留佳だか佳奈多だかが助言しにこなくなるとか、いろいろあるみたいですよ。
まあ、光が減っていくことを考えると当たり前かもしれませんが、細かい演出ですね。

まま、総括しますと面白かったですよホント。

SS、書きますよ。ええ。
早速着手する!(えー)

【このエントリにはタグがつけられていません】

投稿者 文月そら : 03:11 | コメント (4) | トラックバック

2007年8月12日

[ゲーム]リトバス日記3リトバス日記3

今回は小毬→葉留佳で、今は鈴の分岐寸前といったところ。
どっちも面白かったです。

ではまた空行、いれておきますね。


 
 
 
 
 

小毬ルート

うん。これは良いお話だった。

大好きな兄のことを忘れ続ける小毬。

『兄は死んでいない』『誰も死んだりなんてしない』
これらのルールで世界を強引に捻じ曲げて解釈し、生きていた小毬。

だから、兄の死そのものはもちろん、単に死というものに触れただけでも、彼女の世界認識は矛盾をさらけ出し、砕け散ってしまう。
でも、兄のことは大好きだから、どうしてもその存在を求めてしまう。その矛盾。

考えてみれば、小毬はあんな人懐っこくて毒のない性格(あの超スローテンポにイライラする面はあるにしても(笑))なのに、リトルバスターズのメンバー以外の交友関係というのが、全く描かれてませんでしたね。……過去にはまあ、いろいろあったのでしょう。

彼女に世界を捻じ曲げさせたのは、兄だったけど、いつか、この悲しみを受け止めて欲しいという願いを込めて、卵のことを思い出す童話を残した。
その意志を受け継いだ理樹が、彼女のために、自分の気持ちを童話にして伝える。
ううん。この形が好きだなあ。
そういえば、この話、不思議な力に一切頼ってませんね。それもなんか、素敵な気がする。

ヒトの力で、ヒトを救うことができるという、そういうおとぎばなしだったと思います。

ちょっと残念だったのは、理樹の描いた絵本の具体的な描写が少なかったこと。もうちょっと見たかったなあ。

あと、よく小毬は、例えば恥ずかしいところを見られたときなんかに、
「見なかったことにしよー」
「見られなかったことにしよー」
「……おっけー」
てな具合に、なかったことと定義してスルーしようとする傾向があって、僕はそれをギャグとして笑って読んでいたんだけども、あれって実は伏線だったってことですね。世界をありようを否定する小毬の姿の縮図になってる。

うーむ、やられた。

あと、じいさんいいキャラでした。かわいいじいさん。

葉留佳ルート

僕はこういう、マイペースでひっかきまわすキャラはニガテなんですけど、このシナリオは良かったですよ。
二木佳奈多。うーむ、こいつはホント不器用だねえ。
先にクドルートでルームメイトが佳奈多だったので、決して悪人ではないことは分かってましたが。
「わたしに妹なんかいないわ」と嘯いた某ベスト メリケンサック ドレッサーを思い出しました。
佳奈多の不器用さは彼女以上ですが。

はるかとかなた。
遥か彼方。

しきたりに縛られた三人の親が、こんな因習を越えて遠く羽ばたいて欲しいと願いを込めてつけた名前だったのでしょう。
しかしその二人は、やはりしきたりに縛られて互いを互いに苦しめ続ける存在になってしまっていた。

佳奈多にしてみれば、優秀であり続ける自分というのが、自分が存在できることの前提なわけですから、何かと引っ掻き回してくる葉留佳の存在には、常に苛立ちと苦しみを味わされてきたことでしょう。自分がこの立場を滑り落ちれば、すなわち間引かれるという恐怖があったわけですから。
そして、どちらがどちらの子なのかがはっきりしなかったことが、常に葉留佳のストレスだったわけですが、これは同時に葉留佳の希望でもあり、一族が葉留佳を排除しきれない保険でもあったわけです。だって間引いてしまった後で、遺伝的に実は違った、では、家がつぶれてしまいますから。面子にこだわる連中が、犯罪者の娘の継承を認めるわけがない。
だから、佳奈多も、三人の両親も、あえてそれをはっきりさせようとはしなかった。

あの入れ替わりについてはやりすぎだと思いますが、まあ、多分理樹だって信用ならないということを証明して葉留佳を追い詰めようとしたのでしょうね。また一方で姉として、ほんの数ヶ月で突然葉留佳の味方についた理樹を試したという面もあったのでしょう。

結局怪文書を流したのは誰だったんでしょうね。
まず、佳奈多はありえない。
掲示板でなんか剥がしてる描写ありますよね。理樹に見えないようにポケットにつっこんで。
あれは怪文書だったのだろうと思います。
そもそも、この話題が学校で流れることによって佳奈多に得がない。
無論、葉留佳を追い詰めようとはしていましたが、本編でもあったように、この話題、葉留佳と姉妹であるということがバレるだけで自分も傷だらけになってしまいます。そもそも双子であり、そっくりですからね。

となると、風紀委員の誰か、っていうのが濃厚な気がします。
明らかな私怨であり、彼女らの事情を知っているとなると、やはりある程度身近な人間でしょうしね。
……あ。
……もしかして恭介?
……ありうる。

全然関係ないけど、クジュトラブアの壷でぐぐっても何もでてこなくて驚いたですよ。あんな有名なオーパーツなのにねえ。
ちなみに、検索してくる人もいると思うので申し添えておくと、約2000年前の遺跡から発見された、いわゆる古代電池と呼ばれるヤツです。
http://www.yamaguchi.net/archives/000024.html


これで、鈴以外はひととおり……ってことみたいだけど。

一つ、彼女らには共通点がありますね。

小毬は兄を失った事実を拒否し、己と世界のありようをゆがめることでバランスをとっている。
姉御は自分の感情をどこかに置き忘れて、自分のこととして世界を受け止めることができない。
クドは、尊敬する母の娘、というアイデンティティを失っている。
美魚に至っては自分の存在そのものを否定している。

すなわち、みんな自分と世界を見失っているわけです。
加えて、姉御の言葉「ここは願いの叶う場所」。
……彼女らが集った理由はなんとなく見えてきました。

じゃあ、理樹は? 真人は? 謙吾は? 恭介は?

あと、気になること列挙。

・様々な要因から、この世界は、少なくとも現実世界ではないっぽい。
・恭介と姉御は、ループしていることを認識してるっぽい。
・姉御の帰った世界、というか放送室は、リトバス世界のそれとそっくり。
・理樹の病気の正体は?
・恭介黒幕くさすぎる。

あと、最初恭介は鈴とくっつけようとしているのかと思ってましたが、よく思い返してみると小毬も含めて姉御以外のヒロインとは、むしろ恭介は積極的にくっつけようとしていますね。

うーむ、なんでだろう。

【このエントリにはタグがつけられていません】

投稿者 文月そら : 03:44 | コメント (0) | トラックバック

2007年8月10日

[ゲーム]リトバス日記2リトバス日記2

今日は姉御→鈴(バッド)まで見て、小毬の途中。

さて、またネタバレ被害防止のため改行をば。

 
 
 
 
 

まずは姉御。
まあ、僕の興味からは遠いキャラなわけですが、プレイしてみるとなんか悪くないキャラクタでしたわ。
世話焼きで不器用な最強の切り札。
霧島さんちの聖さんの学生時代はこんなだったかもですねえ。
まあ、聖さんはあんなにそこらじゅうの可愛いものを愛でたりしないでしょうが。

シナリオはなんか途中で終っちゃった感じでした。
気になって調べてみたら、どうも全てが終った後に、もう一度続きがあるみたいですね。
むむ。明らかな特別扱い。一体どういう意味なんでしょうか。

個別ルートに入ると、なぜ日付が消えるのかが不思議だったんですが、これでちょっとだけ分かりました。要するに時間の概念が非常に曖昧になっているんですね。
誰が、何のために。

姉御曰く、ここが自分の夢だからだということでしたが、そうだとすると、美魚やクドは、個別に入ってからほとんど姉御と接触がないのに存在できている理由が分かりません。多分、主要キャラみんなで見ている夢とか、そういうあたりの話だと思うんですけど、どうなんでしょうね。

エンディングで、姉御は時間の進んだ世界に目覚めていた様子でした。
あれが、本当の世界なんでしょうか。
あそこに、リキが迎えに行くんだろうか。
……って、ことは姉御がメインヒロイン!?

でもって鈴BAD
唐突に終りました。
何者かからのミッションを一つ一つこなしていくことで進んでいくストーリ。
何者か、っていうか、十中八九、恭介ですけどね。
ただ、あれが恭介だとすると、この世界がみんなのみている夢なんだとしても、恭介の立ち位置だけはちょっと特殊な様子です。というか非常に黒幕くさい。全てを事前に知りすぎている。
給食のおばさんの件しかり、議員の学校訪問の件しかり。あと、美魚の時も、後悔のないようにしろという言葉を美魚にかけていたと思います。何者だキサマ。

リキを妹の鈴とくっつけたがっている様子ですが、その割には、BADENDの最後、まだ試していない可能性を試せと、他のエンディングをみることをすすめてきます。……まあ、あれが恭介の言葉であるとは限りませんけど。
一体何をさせたいのだろうか。

今は小毬がもう少しで終るかなというところです。
基本的に既読スキップを多用しながらプレイしているんですが、鈴のセリフで止まりまくる。
鈴の発言の全てが微妙に前向きになっています。特に「恋の成就」のミッションでの態度や、試合に臨む態度、そして試合中一度も助けを求めなかったことに驚きました。……こいつ、成長している!

ついでに、別ルートに分岐する選択肢では、もうクリアしたキャラのルートにいけないようにされていますね。
「そっちを選ぶと哀しいことになる気がする」とか言われると、しみじみしちゃうじゃないですかっ。
つまりはループ前の記憶を引き継いでいるということ。
不思議なのは、上でも書いたように姉御には目覚めた形跡があるということです。
それでも、次ループには姉御が復活している……?
なんでだろ。

時制がずれてる、という可能性はありますね。
姉御が目覚めたのは実際にはもっとずっと先。
全てのカタがついた後だった、とか。

うーん。

それに。
姉御、ここは夢が叶う場所だって言ってましたね。
そういう意味では、確かに美魚は夢を叶えてました。姉御もそうですね。
……まあ美魚に関しては物凄くイビツな形でですが。

でも、クドは?
あれが彼女の夢だったんでしょうか。……そうは思えないなあ。

ん?
考えてみれば悪夢だって夢だしなあ。
あるいは贖罪を夢見ていたという可能性はある。
つまり、リトバス世界はそういう夢、というか、人の想いがが集う場所。とか。

いやでも。うーむ。
世界の謎。まだまだ遠いようです。

【このエントリにはタグがつけられていません】

投稿者 文月そら : 03:05 | コメント (0) | トラックバック

2007年8月 9日

[ゲーム]リトバスはじめましたリトバスはじめました

リトバスはじめました。

先週の日曜日にようやく買ってきてプレイ中です。
現在、美魚→クドとエンディング見たところです。

以下、一応ネタバレということでご注意のほどを。

 
 
 
 

まあ、なんというか筋肉。
いいですね筋肉。

最初、あまりにも古臭いキャラデザインになんじゃいつはと思いましたが、こいつの馬鹿さ加減とか、いい奴加減とか、単純であるがゆえにたまに鋭かったりするあたりとか、えらい好きですわ。
彼を中心に、ギャグがキレてて、非常にたのしい日常パートを過ごせます。ひぐらしにコレがあったら、無敵なんだろうなあ、とかちょっと思ったり。

それから、主人公のリキ。
声があまりにも女の子なので、一体いつになったら女の子だと明かされるんだろうとわくわくしてましたが、今のところそれはないようです。

あとね、野球ゲームがえらい楽しい。

フィールド上に猫が大量に徘徊してたりとか、それにぶつけると怒られたりとか、バックホームされた返球を打ち返してコンボを決めたりとか……なんか全然野球じゃないですけど、それがまたいい。ずっとやってたいくらいです。

シナリオのほうは、美魚→クドとエンディングをみたところ。

美魚はなんか、まるで狙い撃ちされたかのように好みのキャラでしたよ。
北村薫好きの腐女子とか、タマランですよ。場外ほおむらん。

『孤独』をアイデンティティの確立として希求するという彼女の姿勢も、結構好きです。にしても世界閉じすぎですが、そういう極端しか選べない不器用さもまた良いと思うですよ。

あとね、人の善意を信じるという選択、あれすごく良いと思いました。

世の中ガラクタばかりだけど、綺麗なガラクタもあるのです。
それを見抜く目、大事ですね。

ようやく、手をつないで歩き出した二人の『他人』。
彼らに幸いあれという感じで、ほんわりした気持ちになりました。

あ、そうそう。みどりについてですが、もう少し彼女の優しさを強調したら、もっとせつないエンディングになって好みだったかもしれません。
……でも、面白かった。

クドは…なんか、ああ、クド…。不憫すぎる…。

これはアフターSS書かねばならぬね、と決心しました。
あれだ。fateのヘブンズフィールのノーマルエンドを見て、絶対に桜のアフターSSを書かねばと思ったのと似た気持ちがあります。

まあまだ、リトルバスターズの『大きなものがたり』が全然見えていない状態なので、書けません。……何が潜んでるか分かりませんからね。
とにかく早くクリアしなくては。

みどりについても何か書いてみたい欲求があるし。

次は……うーん。姉御かなあ。

【このエントリにはタグがつけられていません】

投稿者 文月そら : 00:49 | コメント (0) | トラックバック

[お知らせ]くじさんとこの夏コミ新刊に参加してますくじさんとこの夏コミ新刊に参加してます

くじさんとこの夏コミ新刊に参加してます。

くわしくはくじさんちの雑記帳を参照ください。

ぼくは「ラヴ and テリー」というバカバナシを書きました。本当に馬鹿です。
どのくらい馬鹿かは、くじさんちに一部本文が晒してありますので、ご参照いただければと。

【このエントリにはタグがつけられていません】

投稿者 文月そら : 00:48 | コメント (0) | トラックバック