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2008年8月14日
■[アニメ]ネギま23巻限定版(アニメ付き)を買った
そう、こういうのが欲しかったんだよなー……。
余計なアレンジ一切なし。忠実に原作を再現。漫画ならではの表現についてこそ、演出で対応する。
魔法の国行きの経緯に関するスーパー早送りダイジェストから始まって、本編である"白き翼"編を、いっそ淡々と、表現した方が的確なくらい、丁寧かつ忠実に原作を再現してくれました。
これが、漫画にアニメをつけるということの効力なんだろうなあと思います。要するにマーケットが明確なんですよね。買うのはほぼ100%原作ファンだという点で。
地上波放送にしろ、OVA(特にレンタル需要という意味で)にしろ、原作をまったく知らない人などの一見さんが、無視できない割合で存在します。彼らにある程度訴求するためには、アニメだけで話がつながらないといけない。新たなファン層を呼び込むために、あるいは話数的に原作の情報量を盛り込むことができないために……アニメ化にあたり、あえて原作と決別してぜんぜん違う展開に持っていくことも多いのは、みなさんもご存知でしょう。……しかしこれらの理由は、多くの場合、自分の名前を売りたいという製作側の欲求の言い訳として使われていると思います。だって原作ベタ移植では、ヒットしても名前が売れませんもん。
ところが今回のアニメは、あくまでも漫画の付録。だからそういった方向での言い訳が一切通用しないのです。
客が全員原作ファンだからこそ、必要ない経緯説明等の段階は思い切って切り詰められるし、描きたい場面に集中的に時間を割ける。これは今までのアニメ製作方法では、簡単そうで一番難しかったことです。
特にネギまのアニメ化は、これまでアレンジの塊といった感がありましたが、ようやく『普通の』動くネギまがみられたことが、素直に嬉しいなあと思います。
この手法、ネギまだけでなく絶望先生でもやるみたいですが、私のような原作厨にとってはとても幸福なアニメ化手法であると思うので、今後とも応援していきたいと思います。
しかし赤松さんと久米田さんが同じ試みに取り組むことになるとは、なんか面白いですね。
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さて、明日からコミケ開始ですね。
なんかチェーンメールめいていて、ちょっと気が進まなかったのですが、今後際限なく増えていくわけでもなく、また昨今の状況が状況ですので、やっぱりリンクを張っておくことにします。参加される方は必ず見ておいてください。
コミックマーケット準備会からの緊急のお知らせ
http://www.comiket.co.jp/info-a/C74/C74Oshirase.html
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投稿者 文月そら : 18:48 | コメント (0) | トラックバック