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2011年12月12日
■[アニメ/感想]アニメアイマスの23話が凄かった(ネタバレ) Tweet
私アニメは基本録画でみているので反応が遅くてアレですが。
アイマスの23話はもの凄い話だった。
私はアニメ版のアイドルマスターっていうのは群像劇だと思っていました。
各キャラに担当回があることでもそれは明白ではあるのだけど、この一話でそれら全てが同時に春香の物語としての意味合いをも持ちました。
パタパタパタっと一気にひっくり返った。
ぞくっとしました。こういう展開すごく好き。
アニメはゲームと違って765プロ所属アイドルが全員で一つのユニットを組んでいるような設定ですね。
そのため、全員主役では難しいので、キャラクタの性格もいくつか改変されています。
まあ、誰より強いプロ意識を持っているはずのやよいが、運動会前後で随分と弱気だったりするのはその顕著な例であると言えます。
その点、春香も多少変わっていて、どちらかというとファンとの関係を大切にするほうだったと思うのですが、春香は765プロという場を何より大切にする性格になっています。
これまで765プロのメンバーが苦境に陥ったり、困ったことがあると、いつでも春香が誰より早く手をさしのべて切り抜けてきました。
もうプロデューサーいらないんじゃないかってくらい。
あの人数を、プロデューサー2人で、マネージャーもつけずにまわしている765プロとしては、春香の存在は本当に貴重だったことでしょう。
そんな春香にとっての、765プロ結束の象徴がクリスマスライブなのでしょう。
それぞれが成功をつかみ、みんな忙しくなってくると、必然的に765プロとしての活動がおろそかになる。そりゃそうですね。みんな本当の目標は個人個人のアイドル業であって、プロダクションというのは本来そのためのサポート組織でしかない。
でも春香にとっては、そうじゃなかった。
何よりも765プロが大切だった春香は、忙しさの中でいつのまにか省みられなくなっていく765プロに、一人残されていました。
しかも、そんな春香自身すら、次第にクリスマスライブの準備に参加できなくなっていく。……自己矛盾に苦しみます。
よく分かるんですよ。自分が大切にしている活動に人が来なくなるせつなさ。サークル活動でもクラブ活動でも、委員会活動でもいいですけど、決して責められない理由で幽霊部員化していく友人を思うのは、本当にせつないです。
でも765プロの成功は、そんな春香の765プロへの思いがベースになって、みんな春香に支えられて今がある、それが今まで描かれてきた。そんな春香が一人だけ取り残されている。
そこにきてP落下ですよ。落ちんな。
まあ、今回は春香を助けてのことですから仕方ないですけど。
追い詰められるどころか、とどめを刺された感すら漂う春香。
多分、次からこれまで春香が必死で守ってきた765プロが、春香を救う展開が待っているのだと思います。
割としょっちゅう最終回みたいな盛り上げ方をする作品だったので、最後どうやって締める気なんだろうとちょっと心配していましたけど、これなら確かに、今までの全ての話を受けてのフィナーレが描けますね。楽しみ。
そういえば、961プロを辞めたジュピターが801プロでいろいろ再起する展開はまだですか。
投稿者 文月そら : 2011年12月12日 20:22
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