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2009年11月 7日
■[書籍]ラノベ話 Tweet
最近追っている連載が完結するなどして段々減ってきたので、いくつか増やしてみました。1つは鋼殻のレギオス。たまたま観たアニメでフェリがとっても無表情でかわいかったからです。もう1つが影執事マルクシリーズ。やまたさんが薦めていたからです。
鋼殻のレギオスについては、特異な世界観が面白いですね。
脚がいっぱいある都市が荒野をガションガション歩く姿は想像するだけで妙に楽しい。
最初は異世界に生きるモテ天才を描いていく話かと思っていたのですが、彼を含めた武芸者と呼ばれる戦闘員全員が『勁脈』という人間にはない器官を持つ『人から生じながらも人でない』存在であるとされており、さりげない断絶が示唆されていたり、またこの世界自体が創られたものである可能性も示されていて異世界ものですらない可能性があり、そう話は単純ではないようです。(現在10巻を読了した時点の認識)
とりあえず言いたいことはレイフォンモテすぎでありフェリにしないならもげろ。
影執事はタイトルで物凄く損をしていると思います。正直お薦めの言葉がなければ手を出さなかったでしょうね。
ところで、自信をもって襲撃→返り討ち完敗→絶対の忠誠の流れにどうも既視感があったんですが、これ東方の咲夜の縁起のパターンに近いですね。そういえば。
よくある俺様最強主様最高執事ものではなくて、影執事くん結構負けるしかなり不幸です。彼の強さの理由、彼が鈍感な理由もきちんと用意されており、非常に丁寧な語り口です。たくさんキャラが出てきて群像劇的でもあり、しかも主人公を中心とした放射状の人間関係ではなく、脇キャラクタ相互の相関関係もかなり複雑なものになっていて面白いです。
更に、15X24も話題になっていたので買ってみました。『もっと評価されるべき』的な取り上げられ方をよくされていたので、なんとなく新人さんかしらと思っていたのですが……著者新城カズマ……? ――って蓬莱学園の人じゃんか!w そりゃ凝った話に決まってるわ。これはこれから読みます。
投稿者 文月そら : 2009年11月 7日 01:08
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