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2008年7月10日

[漫画]FLIP-FLAP FLIP-FLAP

FLIP-FLAP (アフタヌーンKC)FLIP-FLAP (アフタヌーンKC)
とよ田 みのる

講談社 2008-06-23
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新ジャンル『ピンボールラブコメ』。

ラブロマのとよ田みのる氏のお話。
一巻完結であり、好き好き大好きっさんのところで『G戦場ヘブンズドア以来の衝撃』という物凄い高評価を受けていたので、ちょっと手を出してみました。


創作に携わるものの端くれとして、根源的なものをかきむしられる感のあった『G戦場』とはだいぶ趣を異にはしたのですが、確かに面白かったです。

文化とは、意味がないからこそ価値があるというのをS&Mシリーズで森博嗣氏が犀川先生に語らせていましたが、全くその通りだと思います。衣食住、何にも関係がなくても、生活のうえでなんの必要性もなくても、ただの数字の計算にさえ、楽しさを見出せるのが人間と他の生物とを分かつ最大の特徴なのです。
そういう意味で、深町くんと山田さんは、人間にしか楽しめない、物凄く根源的な意味で人間らしいセーシュンを、心の底から謳歌していて、本当にうらやましくなるくらいです。

でもってヒロインの山田さんのキャラクタも非常にかわいらしかった。まあ、『自分の世界を持った情熱的な変人』という私の好みを直撃するキャラですから、好きになるのは当然なんですけどね。

面白かったです。オススメします。

投稿者 文月そら : 2008年7月10日 00:54

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