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2007年8月15日

[ゲーム]リトバス日記4 リトバス日記4

リトバス終了〜!
鈴→リトルバスターズで、ついでに日常エンドまでみて、イベント絵はコンプリート。
結論としては、すごく面白かった。

……というか、このゲーム、絶対に最後までやらないといけないゲームですね。
世界の秘密を合わせて改めて個別ルートで起こったことを考えると、解釈がまるっきり全然違ってきてしまう。
具体的には、主犯が誰なのかということ。
なんであそこであんな展開になったのか、ということが、最後までくるとよく分かります。

しかもなんか、リフレインまで完全に終らせタイトル画面が変化してから個別ルートを再プレイすると、前は出てこなかったキャラがからんでくるんですが……。
シナリオはもう全部終ってるのに……一体どこまで凝ってるんだ、このゲーム……。

ではまた空行でございます。

 
 
 
 
 

鈴ルートとリフレインは非常に密接に関連しているのであえて分けません。

……まあ、鈴のbadの時、バス事故で生徒が落ち込んでしまった学校云々という話が出た時点で、どうも怪しいとは思ってましたけど、まさか全員巻き込まれているとは思わなかった。

全ては、理樹と鈴のために仕組まれた世界。
事故にあったリトルバスターズのメンバー全員が持ち寄って起こした奇跡だったってことですね。
もう助からないと覚悟して。

二人のためのゆりかごだったんだな。

とっても、こういうの好きです。

ゲーム開始時の青い画面を飛び交う光の玉。
最初8つから、いつの間にか3つまで減ってましたけど、あれは、恭介たち三人と鈴を除く五人のヒロイン。世界の構築にかかわる八人の光だったんですね。
確認してませんが、多分シナリオをクリアするたびに減っていたんでしょう。

まだプレイ直後なのでいろいろまとまりませんが、いくつか、気になっていることをポイント毎に書いてみようかと思います。

■新生リトルバスターズは本当にあったのか?

全てが恭介たちの仕込みだとはっきりしたときに、一番心配していたのがこれでした。
もしかして、新生リトルバスターズは全て幻想だったんじゃあるまいかと。

単に恭介が、理樹と鈴を鍛えるためにリトルバスターズを作り、壊した。
姉御や葉留佳やクドや美魚や小毬は、単に巻き込まれただけ。
そう解釈できるセリフが、いくつかありました。

……それって、あまりにも哀しすぎる。

でもこれは、最後で明確に否定されましたね。
現実に還って来てからも、みんな自然に集まっていましたからね。あの世界での出来事については、あえてあまり話さないとなっているのに、あの世界にしかリトルバスターズがないのなら、集うわけがない。

ていうかそもそも、そんなただのクラスメイトのために、もしかすると命をかけているであろうこの世界の構築、なんてことに手を貸すはずがない。

ここで、ほっとしました。

■というか、どこまでが本当にあったことなのか

新生リトルバスターズが存在するということは、野球はやっていたんだろうと思います。
ただ、試合は負けたんだろうと思います。多分、かなりコテンパンに。コールドだったんじゃないかなと思います。
だから、勝った時に恭介はあんなに狂喜乱舞していたのでしょう。

だから多分、あの試合は、みんなの成長の象徴なのです。

各ヒロインとの出会いも、多分現実をなぞっているんじゃないかと。
出会いというのは人の印象に強烈に関わる要素ですから、これが違っていると大きな矛盾を後に生むことになりかねません。理樹や鈴に世界への違和感を抱かせてはいけませんからね。
つかみは尋常に入って、世界を受け入れてもらってから、このミッションは始まるんだろうと思います。

■個別ルート

クドのあの衝撃のイケニエエンドも、この世界の構築にクド自身が関わっているとなると、話が全然違ってきます。
あれは、恐らくクドの贖罪だったのでしょう。
だから、どうしても「国に帰」らなくてはいけなかった。(帰らなければバッドエンド)
そして、罰されないといけなかった。
そうでないと、知っていながら帰らずに修学旅行に行ってしまった現実と全く同じ過ちを犯してしまうから。

……などと、うだうだ書くつもりだったのですが、もっと素晴らしいまとめを書いておられる方がいらしたので、そちらに譲ります。
こちらでは、僕にはまるで意味の分かっていなかった、「あの物体」についても解明しておられます。

クドルート

でもってこの方、美魚や姉御についても、非常に興味深い考察をされてますので、是非見に行って下さい。
美魚についてなら、美魚がおそらく、他のヒロインよりも明確にこの世界のルールを理解していたことの意味と、入れ替わりの真意。
姉御についてなら、何故6/20なのか、あの最後の世界はなんなのか。
そういったことに興味がおありの方にオススメです。

美魚ルート
姉御ルート前編
姉御ルート後編


■『違うクラス』という大問題

ここではたと気がつきます。
修学旅行バスが事故にあったということは、事故車両に乗り合わせているのは、同じクラスの人間だけです。
リトルバスターズのメンバーでクラスが同じなのは理樹・謙吾・真人・クド・美魚・小毬・唯湖。
恭介はバスに潜んでいるであろう旨のセリフがありましたし、葉留佳は確か、個別シナリオの中でも、修学旅行では理樹のクラスのバスに乗りたいと言っていたので、実際にも乗っていたのでしょう。

で、問題になるのが佳奈多とさささです。
彼女らは事故に巻き込まれている必然性がない。
なら、いわばNPC(ノンプレイヤーキャラクター 要するに中の人なぞいない状態)だという解釈でいいのか?

……だとすると、多分葉留佳の願いは叶いません。自分の空想の産物の姉と和解したって意味がないですから。
しかも、作中の言動からすると、どうも葉留佳、美魚と同じくらいにこのループについて自覚的であるようなのです。
なら、なおさらそんな茶番を演ずる意味がない。
更に言うなら、現実に帰還してから、かなり早い段階で葉留佳と佳奈多はじつにあっさり和解しています。
どう考えても、本人だったと考えるべきでしょう。

さささについては、NPCだと寂しいですね。
せっかく鈴が、ライバルからほのかな友情までを育てた相手に中身がないなんて、ちょっと……。

そこで、こういう説をとりたいと思います。

『彼女らはゲストとして呼ばれていた』

佳奈多は、この事故に心を痛めているはずですし、さささも鈴のことを少なくとも意識はしていたはずですから、動揺しているはずです。
もしかすると、無事を祈っていたかもしれません。

これは恭介の言葉ですが、ループが元に戻るたびに現実世界での時間も巻き戻るような発言がありましたよね。
だからオイル漏れの現場を目指して何度這いずっていっても、結局元に戻されてしまうと。

つまり、事故がおこって、世界が作られた瞬間で、時間は止まっているのだろうと思います。

その瞬間、祈りをささげていた佳奈多やさささがあっちの世界にひっぱられたとしても、現実世界では一瞬のことでしょうから、特に支障はないだろうと思います。

じゃあバイオ田中とマッド鈴木の中の人についてはどうなんだって?
……そんなんどうでもいいです(笑

■未確認情報

どうも、クリアした順に中の人が消えていると考えられる節があります。つまりNPC化している?
例えば、葉留佳シナリオで佳奈多に対してクドが助言するというシーンがあるらしいのですが、僕は見ていません。確か姉御が出てきたような。
なんか姉御を先にクリアするとそうなるという話もあるんですが、未確認。
他にも、葉留佳をクドよりも先にクリアすると、クドルートで葉留佳だか佳奈多だかが助言しにこなくなるとか、いろいろあるみたいですよ。
まあ、光が減っていくことを考えると当たり前かもしれませんが、細かい演出ですね。

まま、総括しますと面白かったですよホント。

SS、書きますよ。ええ。
早速着手する!(えー)

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投稿者 文月そら : 03:11 | コメント (4) | トラックバック