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2008年4月 9日

[雑記]デーモン小暮 ブロガーに「安易な言葉」への注意促す デーモン小暮 ブロガーに「安易な言葉」への注意促す

こないだ書いた話に近いお話をデーモン閣下がしてくださっていたので紹介。

http://news.ameba.jp/weblog/2008/04/12723.html

「言葉」には思った以上に力があるもので、「安易に思いついた言葉を使用すると、自分にはそんなつもりがなくても相手を傷つけている場合があるので、ブログなんかをやっている者も、注意した方が良いぞ」と注意を促した。

そうなんですよね。
特にブログなど、インターネットに向けて発信をしている場合は、自分が大きな影響力を持っていることを自覚する必要があると思います。これは何も、日に何千アクセスもあるような大手サイトだけの話じゃないと思うのです。
むしろ大手サイトのほうが、なんかの広告的意図があるんじゃないかと思われ、零細サイトのほうが、本人の感想に近いということで、重視される、なんてことは良くあることだと思います。

そういうところで、自分が好きだと思うものが、実際プレイしているのか、読んでいるのか疑わしいまま、根拠希薄な形でボロクソ言われているのを見ると、やはりいい気持はしません。作者や関係者ならなおさらでしょう。
無論、閣下もおっしゃっていますが、お金を払って、その対価に見合わないと思われる場合や、好き嫌いの問題でなく、明らかに手抜きがみられる場合は叩かれても仕方がないと思いますが。まあ、その場合は擁護なんかつかないとは思いますけれど。

ただ、凄く嫌いなのが世間で叩かれているから尻馬に乗って叩くっていう構図です。
私は大抵マイナー志向なので(笑)自分としては割と好きなものでも、世間では叩きの対象になったりします。

いや、分かるんですよ。何かを敵、あるいは悪認定して、ボロクソに言い合うのって気持いいですよね。今まで親しくなかった人とも、なんかお近づきになっちゃったりして、コミュニケーションツールとして非常に良いものです。

ただ、それがブログのような、不特定多数の人が目にする場所で行われると、それは容易に大規模なリンチに発展し得ます。なにしろ、世界中にアピールできますからね。

リンチする側は気持いいかもしれません。規模が大きいだけに一層気持良い場合もあるでしょう。
でも、殴られた側や、殴られた側にシンパシーを持っている場合は、そうはいきません。

無論この話は、『誰かを知らずに傷つけている可能性』についてのお話ですので、確信犯的に傷つけている方には何も言うことはありません。それによって恨まれるのも嫌われるのも覚悟の上でしょうから。
ただ、この刃は、無自覚に振るわれることも多々あるので、このエントリを書いてみた次第です。

私も過去一度も尻馬叩きをやらなかったかといわれれば、そんなことはないと思います。
だから、これは自戒をこめたエントリなのです。

ブログと個人の日記帳は似ているようで違います。
なぜならブログはマスメディアだからです。
テレビがよくやっているような、偏向報道、冤罪事件などを起こす力が、ブログにはあるのです。

投稿ボタンを押す前に、冷静に考える時間が必要なのかもしれません。

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投稿者 文月そら : 19:03 | コメント (0) | トラックバック