最終更新日: 2005/02/08
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進捗:有紀寧→芽衣→智代→風子までクリア。
クラナドは、関わりの絆の物語だと思う。
つまり、このクラナドという作品の楽しさは、キャラとキャラの関わりがきちんと描かれているところにあると思うのだ。とらハシリーズなどのー部の例外を除き、一般的にこれまでのこうした作品の傾向として、個別シナリオに入ってしまうと、とたんに「閉じたニ人の世界」に閉じ込められてしまって、お互い以外何も見えないという展開になりがちであった。
こうなってしまう背景には、現在のノベルゲームは、キャラごとに完全な分業で書かれることが多く、他のキャラを出そうにも他の人の担当キャラをそもそも知らなかったりするなど、様々な問題と困難があるのだが、このクラナドというゲームには、そんな問題なぞ存在しないかのように、個別シナリオ中にも縦横無尽に他のヒーロー、ヒロイン、サブヒロインが活躍する。
世界は決して閉じておらず、困難を打開する鍵を握るのはヒロインと主人公だけではない。主人公と、そのシナリオの恋人たる彼女と、他のシナリオではヒーロー、ヒロイン、サブヒロインを張る、周囲の人々。みんな、関わり、関わられて生きている。
その姿が、とてもとても楽しく、嬉しく、心地良いのだ。
特に風子シナリオで、それを強烈に感じた。
渚を最後にするつもりなので、まだやっぱりメインストーリは見えてこないけれど。
クラナド、待ってて良かった。
文月 | >今のところ、僕は全面的にお勧めします。CROSS†CHANNEL、fate、クローバーハーツ、最近秀作が多いですが、中でもやっぱり一番好きになれそうです。 |
KAZZ(かず) | >おひさです。クラナド・・・迷ってます。そういえば眼鏡キャラはいな(以下略 |
まさかの連日更新(えー)
進捗:有紀寧→芽衣→智代→風子→みさえ→幸村→ことみ
ことみシナリオクリア後の、文月の心情。
あああああああぁあああぁぁぁぁぁああああああ!!!
風子シナリオが至近弾であったとするならば、
ことみシナリオは直撃弾でした!
ふぅ……普段から見ていただいている方には分かっていただけると思いますが、僕、フォントいじりあんまりしないんですけどね。……特に、サイズをいじるやつは。でも、そうでもしないとこの気持ちを表現できません。
風子シナリオとおなじか、それ以上にたくさんのキャラクタたちとの関わりが描かれた秀作です。キャラとしては風子のほうが好きですし、いいシナリオだったと思いますが、このシナリオ、多分僕の一番弱い部分に直撃しているので。
みさえさんのシナリオは、シナリオ自体のせつなさもさることながら、なにやら凄く重要伏線めいていましたし、幸村おじいちゃん先生のシナリオも、彼が主人公たちや生徒たちを見守る温かい視線が感じられてとてもよかったんですけど、それらが全部吹き飛ぶくらいの泣きっぷりをやらかしてしまいました――ヤバイ、ことみヤバイ。
正直な話、プレイ前はそんなに期待してませんでした。
美凪系の不思議さをただよわせつつ、コミュニケーション難度は美凪以上というヒトで、あまりにコミュニケーションができなさすぎて、登場時にはキャラの魅力を感じ取れていませんでした。
ことみもいい娘でしたし、なにより、シナリオ。
こんなにも、あったかくてやさしいお話だったなんて。
文月 | >少なくとも僕は思う存分楽しんでます。おかげで寝不足です。 |
杉田俊輔 | >やはりクラナド買うべきでしょうか。いやでも今は懐がかなり寒く。 |
杉田俊輔 | >お茶出し美汐さん。なごみー。 |
現在、藤林姉妹の途中です。
ええと、ネタバレを恐れて、行きなれたサイト以外はどこにもいっていないのですが、多分話題になっていると思われるこのトピックについて、現時点での私見を述べたいと思います。
タイトルにも記しました通り、風子シナリオの完全なるネタバレ。ならびに、渚や幸村先生、みさえさん、智代あたりにもちょっと関係した話です。未プレイの方はご注意のほどを。また、すでに誰かが唱えておられる説であるかもしれませんが、見て回っていないのでその辺はご了承ください。
<光学迷彩>
僕も最初、その奇跡に喜びつつも、あまりの無説明っぷりに愕然としたものでしたが、別ルートをいろいろ攻略しているうちに、とある仮説ができてきました。
あ、ちなみに現時点ではafterまで行っていませんので、もしその辺で矛盾があったらご了承ください。
【風子はなぜ帰ってくることができたのか】
このゲーム。俗にドラゴ○ボールと呼ばれる幸せの光の玉を収集することが、当面の目的となっています。
ところが、実はルートによって、むしろ玉が減ることがありますよね? 今のところ僕が知っているのは、幸村先生or渚ルートで、公子先生に出会い、朋也と渚が風子の回復を心から祈る、というシーンだけです。もしかしたら他にもあるかもしれませんが。
実はこれが、風子シナリオに影響しているんじゃないかと、僕は考えているのです。
並行世界(パラレルワールド)という概念については、みなさんもよくご存知かと思います。僕はこの概念が、クラナドの世界にも適用されているのではないか、と考えています。
根拠はいくつかあります。一番大きいのは、みさえさんのシナリオ。添付の説明本にも書いてありますが、彼女の光球は、彼女のシナリオだけではもらえません。EDを見た後で、智代のシナリオをプレイすることでしか、手に入れられないのです。また、同じく智代の創立者祭コンボにおいても、幸村シナリオをクリアしないと、彼を組み入れることができなかったりもするようです。あるいは、風子シナリオで風子マスター(風子使いではない)になった後の、智代シナリオでの一連のヒトデネタ、というのもありますね。またそもそも、複数回プレイで光球を集めて先に進むという行為そのものが、並行性なくしては成立し得ないものです。少なくとも各世界が相互に影響し合っているのは間違いありません。
さて、前述の、二人が風子の回復を祈るシーンですが、こんな台詞になってます。ちなみに、このやりとりが出てくるのは一回だけ。風子シナリオクリア後に、ここにさしかかった時のみです。当然、光球を最低一個持っている必要があります。
比較対象として、風子シナリオ未クリア時の台詞もならべてみますね。
☆風子シナリオ前 | ☆風子シナリオ後(ただし、光球消費時の一回限り) |
渚「伊吹先生の、妹さん、入院してるんです…」
朋也「え? そうなのか…」 渚「はい。2年前に交通事故に遭って、それからずっとなんです…」 渚「あ、伊吹先生…」 店先に伊吹先生が立っていた。 伊吹「あら、お邪魔でしたね」 立ちつくす俺たちに笑顔でそう訊いた。 その笑顔もなんだか、今は痛々しく感じられた。 朋也「妹さんが入院してるって…」 伊吹「え?」 伊吹「あ、はい」 渚「よくなると…いいです」 朋也「俺も…です」 朋也「よくなること…心から祈ってますから」 なんとかしてあげたい…他人のことなのにそう思った。 でも、今の俺には何一つできない。 何かがあれば…よかったんだろうか。 伊吹「ありがとうございます」 伊吹「よくなったら、遊んであげてくださいね」 渚「あ、はいっ、もちろんですっ」 伊吹「それでは」 伊吹先生が礼をして、俺たちの脇を抜けていく。 朋也「……」 朋也「俺たちもいくか」 いつまでも気にしてはいられない。そう振りきった。 渚「はい」 |
渚「伊吹先生の、妹さん、入院してるんです…」
朋也「え? そうなのか…」 渚「はい。2年前に交通事故に遭って、それからずっとなんです…」 渚「そう、お母さんが言ってました…」 渚「本当は、同じ学校で過ごせるはずだったんです」 朋也「そっか…」 なんていうんだろう…。 …不思議な感覚。 会ったこともない、伊吹先生の妹…。 そいつが、すごく、身近に感じられた。 そいつと一緒に学生生活が送れなかったことが悔しい…そう思えた。 ……。 朋也「早苗さんが言ってた?」 不意にそのことが引っかかって訊いてみた。 渚「はい」 朋也「おまえは…会ったことないのか…そいつに」 渚「はい。ないです」 渚「でも、なんだかすごく身近に感じてしまいます」 渚「先生の妹さんだからでしょうか」 …同じ思いを共有していた。 渚「あ、伊吹先生…」 店先に伊吹先生が立っていた。 伊吹「あら、忘れ物ですか?」 立ちつくす俺たちに笑顔でそう訊いた。 その笑顔もなんだか、今は痛々しく感じられた。 朋也「妹さんが入院してるって…」 伊吹「え?」 伊吹「あ、はい」 渚「よくなると…いいです」 朋也「俺も…です」 朋也「よくなること…心から祈ってますから」 柄にもない…。 何が俺にそんな言葉を吐かせるのか…。 ふと手のひらに…熱さを覚えた。 持ち上げてみる。 そこから、何かが放たれた気がした。 朋也(光…?) 一瞬のことだった。 後には、陽の温度を感じる手のひらだけが残った。 見上げても、春の目映い青空が広がるだけだ。 伊吹「ありがとうございます」 伊吹「よくなったら、遊んであげてくださいね」 渚「あ、はいっ、もちろんですっ」 伊吹「それでは」 伊吹先生が礼をして、俺たちの脇を抜けていく。 朋也「…………」 手のひらが握られていた。 渚「朋也くん」 朋也「俺たちもいくか…」 渚「はい」 |
イタリックが両者の相違点となってます。他にも微妙な台詞回しの違いがありますが、重要なのはこのあたりでしょう。
上記台詞のやりとりでもおわかりかと思いますが、このシナリオでは、風子の名前はおろか、姿すら二人は知りません(なお、風子と出会っている場合も、風子シナリオ以外では二人とも風子=公子さんの妹という事実を知らないので、実は同じことです)。でも、二人は風子シナリオクリア後、明らかに何か、風子とのつながりを感じるようになっているのです。
すなわち、
風子シナリオ世界(風子との絆が生まれる)
→幸村or渚シナリオ世界(見ず知らずの風子のために、幸せの光球を使えるようになる)
というベクトルの影響が見て取れるわけです。その一方で、この逆、
幸村or渚シナリオ世界(風子のために幸せの光球を使う)
→風子シナリオ世界(風子の帰還)
という影響も考えられるのではないか、そう考えました。
光球消費の影響が、渚・幸村・風子シナリオだけなのか、それとも並行世界全体のことなのかは不明ですが、いずれにせよ、ここで光球を使うことが風子の帰還という事実の引き金になっているのではないかと考えたわけです。
……実のところ「風子は帰ってきていない」という説も成立しうるんですけど、こっちはちょっと夢が無いので唱えません(えー)
</光学迷彩>
文月 | >ひいらぎさん>はじめまして。嬉しいご報告です。ありがとうございます。 |
文月 | >ほんじょさん>僕もどうやらあとちょっとです……。 |
ひいらぎ | >は、はじめましてです。通りかかった者ですが、参考になりましたです。どうも〜。 |
sintalow | >がんばーボクはクリアしたよー |
本作のメインたる渚シナリオは、簡単に良かったとか悪かったとかいう言葉で言い表すことが難しい。それは、今生きている自分の人生を、単純に良いとか悪いとか言いがたいという気持ちにちょっと似ています。
自分の人生の中の、さまざまな場面を思い出しました。ともに歩いてくれた人、去っていった人、いろんな人の顔も。
……ちょっと他のシナリオとは毛色が違いましたね。
ほんとに何より身近で、何よりでかい話でした。
途中はもう、泣いて、泣いて、
泣きすぎて頭痛になったのはAIR以来ですね。
――描かれたのは、
ONEの向こう側
Kanonの向こう側
そしてなにより、AIRの向こう側。
優劣を言っているわけではありません。ただ『それらの次』を描くおはなしだったなあと、そう感じました。
全体にただよう独特のkeyっぽさの中で、しかし、今までずっとkeyが描かなかったものが徹底的に描かれていました。
だから。
上記key作品(一部厳密には違いますが)が好きな方はもちろん、
かつてそんなkey作品が好きだった方にも、是非見届けていただきたいです。
……うう。
やっぱ、反転ネタバレさせてください。
本当のラスト部分の感想なので、コンプした方だけどうぞ。
<光学迷彩>
ひとりのヘタレ男がいました。そいつは自分のヘタレを棚に上げて、いつも春原を笑ってばかりいました。
このものがたりは、そのヘタレが、周りに支えられ、磨かれて、やがて男になり、夫になり、そして父親になっていく、そういうお話だったと思います。
全てプレイを終えても、まだわからないこと、いっぱいです。結局光球とは何だったのか。幻想編の意味するものは? 病院の建ったあの場所の持つ意味とは? などなど。
そういった大小さまざまな疑問は残りますし、それらについてはこれから追々ここでも考えていきたいと思いますが、正直な話、んなーこたーどーだってええ! という強い感情もあるのです。
かなりあっさり目の幕引きだったと思います。
正直なところ、あれだけ苦しんで、苦しんで、しかも最後まで裏切られた朋也の姿を見せつけられた後ですから、思う存分、岡崎家の幸福をみせてもらいたかった面はあります。ちょっとがっかりした気持ちもありました。
でもね。
コンプしたのは昨晩でした。で、今日はその余韻でちょっとぼんやりしながら仕事してたんですけど。時間が経って頭が冷え、落ち着いてきて、分かってきたことがありました。
ずっとみんなの心の支えだった渚を失ってさえ、古河家は、朋也は、それを乗りこえてみせました。
渚がいて、朋也がいて、汐がいる。それで彼らが幸せにならないはずはない。そうでないなんてこと、あるわけがない。これは、ぜったい、です。
それは本当に読むまでもないこと。語られる必要すらないこと。当たり前なんです。というか、そうでないとはとても思えないし、そうでなければ……許せない。
だから。
あれでいいのだと思いました。彼らはあれから、きっと僕の想像もつかないほど幸せになったはずなんです。これは脳内補完とか、そういうことではなくて、当然のことなんだって、そう確信している自分がいました。だって、大切な人がそばにいてくれたときの彼らの強さを、ずっと見て、知っていたから。そのことに気づいて、またちょっと涙腺が緩みました。そして、思いました。ああ、終わったんだなって。僕らが3年待っていたゲームは、こういうおはなしだったんだなって。
関係ないんですが、コンプ後、タイトルに汐が寝てますよね?
確かめてはいないんですけど、もしかしてあの幸せの光球の不自然なちらばりっぷりって、汐の形を星座のように描いていたのかしら。
</光学迷彩>
さて、先日は風子シナリオについていろいろ言いましたが、なかなか今作も考察ポイントが多そうですね。単純にさらっと通しプレイしただけだと、まだ良く分からないことがいくつか。迷彩部分でもいいましたが、それらについてはまた追々、ここで考えていきたいと思います。
まあでも、僕の本来のポジションは、考察よりもSS書きですから。
ぼちぼち「CLANNAD SS」とかの検索も来てますし、なんかリクエストもいただいたので、そのうちなんか書きます。この世界好きなんで、頼まれなくとも書きますが。それにしても、こんだけ本編で縦横無尽にキャラ間の関係を描いてくれてれば、いろいろやりやすそうです。
あー。その前に、依頼原稿をなんとかせな……。
とりあえず、fate再プレイかしら。
文月 | >おひさしぶりですー。ようこそですの。 |
姉子崎 | >ひさしぶりにGETオー! ショウタァイム! |
ということで、表題からもわかるように、明らかなネタバレです。
ていうかネタバレ以外書くことない表題なので、早速いきます。
<光学迷彩>
主に幻想世界についてと、光の玉について、思うところを。
after一周目のラストの台詞。
主に幻想世界についてと、光の玉について、思うところを。
after一周目のラストの台詞。
…さようなら…
…パパっ…
を見る限り、幻想世界の女の子は、汐だったと見て間違いないでしょう。そして、がらくたロボは朋也だった。でもってあの寂しい世界は、あの町の心象世界、といったところでしょうか。
さて、after1周目で、汐は消えてしまいました。正確には、町と同化した、ということらしいですが。そこで、汐はこういう話をしてます。
…いい?
…きみは今から、この世界での意識を閉じるの…
…そうしてこの世界から去るの…
…そして…向こうの世界で、いろんな物事が始まる前の…大切な日に目覚めるの…
…ここは、その日がある場所なの…
…そこが、長い旅路の果てに、辿り着いた場所なんだよ…
ここでふと思いついたことがあります。
「もしかしたら、この幻想世界編のラストこそが、このゲームすべてのはじまりなんじゃなかろうか」
CLANNAD世界が並行世界ではないか、ということは以前風子シナリオのお話でしたと思いますが、ここで、各シナリオごとの世界の上位に、さらに世界があると想定してみます。そして、そこが幻想世界、つまり町の心象世界であると考えるわけです。
何故、そんなことを考えたのか。以前もお話したとおり「幸せの光の玉を集めていく」という行動を成立させるためには、世界の並行性が必要です。でも、よく考えてみると、それだけでは不十分です。なぜなら、「この世界ではこういうさいわいがあった」「あの世界ではああいう幸福があった」と、観測する視点がなければ、誰も状況を把握できないからです。それはいわばプレイヤと同じ「観測者の視点」。そしてその観測者こそが、世界と同化した汐なんではないだろうか、と考えたのです。
この考え方によれば、幻想世界というのはいわば、並行世界たちのより上位にある世界で『時間の制約にとらわれることなく、各世界を観測できる地点』、ということになります。そこで汐は、朋也をはじめとする町の人たちのことを、プレイヤと一緒にじっと見つめてきた。
また、光の玉について、汐はこういう話をしています。
…向こうの世界に生きるたくさんの人の思いが、この世界では光として見えるように…
…向こうの世界では、わたしの思いが光として見えるはずだよ…
…わたしの思いは、世界の心…
…たくさんの光たちの幸せを願う、心…
光たち(現実世界での人々)の幸せを願う世界の心と、現実世界で幸せをつかんだ人々の心が通じた時、そこに汐の想いとして、光の玉があらわれるのでしょう。
ゆきねぇが、彼女のシナリオで、朋也にだけ光の玉が見えるのは、きっと朋也が町のことを想っているからだというようなことをいいますが、そういう意味でなら彼は誰よりも町のことを想っているわけです。だって、町=汐なわけですから。
汐の消えた世界の朋也の決意がどうして他の世界の無数の朋也たちにまで伝わったのかは不明です。僕の想像では、別世界とはいえ、同一人物の魂は同一とか、そういう話じゃないかと思っていますが、確証がありません。とにかく各並行世界の朋也は、必死で光の玉をあつめていきます。
…もし、大切な人が不幸になるなら…
…それ(筆者注:光の玉)で、助けてあげてほしいの…
大切な人――渚を救うために。
そうした努力の果てに辿り着いたのが、あのフィナーレだった、というのが僕の解釈です。
ただ、これだと世界と同化した汐が、本当にえいえんにあの世界にひとりぼっちになってしまいます。
そこでふと思いました。after編最後のエピローグ。風子が寝ている汐をみつけるシーン。あれ、ちょっと不自然だと思いませんでしたか? 突然風子が公子先生相手にオオアバレしたかと思うと、わざわざ汐の存在を示唆して終わる。……大体、渚が無事出産したことからいっても、(この世界の)汐が無事なのは明らかなんですから、別にあんなシーンを作る必要はない。渚の帰還だけで終わっても良かったはずです。
寝ている場所も意味深です。恐らくは「この町の願いの叶う場所」であるところの、新しい病院の敷地内。そして、秋生が守った、その場所最後の緑の下。すなわち、町の心象世界に一番近い場所であるといえます。
……ここからはもう完全な想像ですが、あのシーンはもうひとつの「帰還」を示唆するために挿入されたんじゃないでしょうか。
つまり、世界、というか町にとりこまれた、after一周目世界の汐の帰還を。
だったら、いいなあ などと、想像しています。
</光学迷彩>
とまあ、慣れない考察っぽいことをやらかしてみましたが、いかがでしょうか。
まあ、いろいろ考えているうちにSSのネタも浮かんできたので、そろそろホームポジション(SS書き)にもどろうかなあ、とも思います。
文月 | >それに、まだ早計だと思います(ぉ |
文月 | >寂しいこといわないでくださいよう |
マンデリン | >AIRの頃と比べて一歩引いてプレイしてるのはやはり年のせいか・・・ |
マンデリン | >光は8つあるのにタイトル画面はまだ変わってない状態 |
マンデリン | >ご無沙汰しております、私もまだ途中 |
文月 | >ノーコメント>……。また刺されないように注意してくださいね(えー) |
タカヒロ・I | >フタマタについては・・・・・ノーコメントで(笑 |
タカヒロ・I | >ぼろぼろ泣きながら「・・・よかった・・・・ほんとによかった・・・・」とつぶやいてました。マジで。 |
タカヒロ・I | >泣きっぱなしでスタッフロールが流れて、メニュー画面に戻ってからしばらく |
文月 | >でしょ。風子いいでしょ。ことみもいいですよ。すごく。 |
文月 | >一周目でそのルートに入れるタカヒロ・Iさんはさすがだなあと思いました(えー) |
タカヒロ・I | >もー、泣きました。すげー泣きました。 |
タカヒロ・I | >私は昨夜ようやく一人目、風子シナリオをクリアしました。・・・渚フタマタルートで(笑 |
タカヒロ・I | >みしおさん、げっと。 |
くらなどが終わって放心しておりました。
トピックをまとめたページをつくりました。
こちら。
こうしてみると、ほんとに2001年からずーーーーーっと待っていたんですねえ。
いささか感慨深い。
しかし、くらなど。やっててすげえSS書きたくなりました。頃合を見て、まずはゆきねえとことみの短篇連作をやってみたいなあとか考えてます。
……でもまずは約束の「りんりん文庫」用のfateを書かないと……。
さて、例のだんご大家族ですが、なんともうフラッシュがありました(情報元:DAIさん帝国さん)。職人さん仕事早いよ……。
掲示板がえらいことになってるのは、例の突発20分即興SS大会「SS試験」の会場としてジャックされたからです。
第十五回SS試験っ!! 投稿者:ひみつ 投稿日:2004/05/11(Tue) 00:17 No.346
さあ久しぶりにやって参りました第十五回SS試験!
要項は次の通り。
◇試験要項
※設定・視点に制限は設けない。
※性描写禁止。お色気は了承。
※名前は「ひみつ」で投稿すること。
※制限時間は、お題を投下してから20分、その後ロスタイムを5分設ける
ので、その間にSSを投下すること。
※タイトルを題名のとこに記入。
※長さに制限は設けないが、なるべく短くおさめること。
※続き物・外伝・他の作品(自作品含む)の流用禁止。
※アイコンはにゃんこで統一すること
※飛び入り大歓迎
※荒みはほどほどに
※昨日完徹だ
※澪かわいいなぁ……
お題は、もう少ししたら投下しますので、気が付いた方は飛び入れ。
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Re: 第十五回SS試験っ!! ひみつ - 2004/05/11(Tue) 00:24 No.347
では、テーマ「澪の忘れ物」でお願いしまする。
僕のは「ありがとう」というタイトルのやつです。
運良くMVPいただきました。ありがとうございました。
ちなみに、ログはこちら。
文月そら | >でも、待ってて良かった。 |
文月そら | >ほんと、待った待った。 |
タカヒロ・I | >当初の予定では、渚とは同い年のはずだったんですがねぇ・・・ |
タカヒロ・I | >休み時間にたまたまKeyのサイト見たらタイトルが発表されていて、舞い上がっちゃって次のテストは手につかなかった記憶が(笑 |
タカヒロ・I | >長かったですねぇ。あの時は確か高校3年のテスト週間でした。 |
タカヒロ・I | >踊る小美汐さんげっと(ぉ |
アニマックスを見ていて、春原芽衣と一堂霧の共通点に思いをはせる。
くらなどやってたら染まりすぎてしまい、頭からfateがすっとんでしまいました。カンを取り戻すために、凛ルートをリプレイ開始。
……まだ聖杯戦争もはじまってません。というか、まだ凛がネコかぶったままです。先は長い。
まあ、とりあえず最後までやる予定ですが、この膨大なテキストの海から、SSで参考にしたい部分を随時摘出して参照するのは至難の業と言わざるを得ません。
さしあたって、こまめなセーブを心がけてはいますが……あー。どっかにfateのテキスト抽出ツールはないものか。……ということで検索してみましたが、はかばかしくなく。
ていうか、なんで自分ちが含まれてますか。
むむう。
文月そら | >おぉ。情報提供ありがとうございますっ! |
通りすがり | >ツール。fate 壁紙保管庫でググると見つかる罠。 |
文月そら | >しまった。この話するまでは4位くらいだったのに。 |
秋月 | >自分ちがあるどころかトップとは流石ですね。 |
文月そら | >Σ( ̄□ ̄!! |
UT | >・・・全テキスト手打ちするとか? |
ヘルシア緑茶がヘルニア緑茶に見えた。
とても、嫌な気分になった。
おお、そうそう。こういう話だったこういう話だった。
やはり『どうしようもない「最強」を一瞬の好機に「必殺」で打倒』とかいうのは燃えますな。とんでもなく。
しかもどいつもこいつも最強ぞろいときた。くぅ。
上手くやらないと陳腐になってしまいますが、きのこさんはその辺とても上手いなあと思います。
文月そら | >おお、なるほど。……ていうことは、「はみだし刑事 情熱系」は「ヘルニア刑事 情熱系」に直しても意味が変わらないのですね。すてきー(えー) |
成 | >はみ出すのがヘルニアです。 |
文月そら | >椎間板ヘルニアというのもあります。なんかヘルシア緑茶をみるたびに腰が気になるようになりました(えー) |
ひいらぎ | >ヘルニアは脱腸でしたね。<はみ出る。 |
文月そら | >脳内イメージでは、なにかがはみ出している感じでした(えー) |
ひいらぎ | >腰骨に良さそうなお茶っぽいです>ヘルニア緑茶 |
巡回先のサイトが更新されてないのを見て、まだかなーとか思いつつ、よくよく考えてみると自分ちよりはずっとましだと気づいた。気づいてしまった。
そんなときは。
魔法のポジティブプリフィックス「いい意味で」を使いましょう!
うん。「いい意味で更新頻度が低い!」
……いい意味?
参考リンク:プログラミング言語「日本語」
ついに唯一神が本を出したそうです。
「再臨のキリスト、唯一神又吉イエスは日本・世界をどうするか、どのようにするか」
いやはや、やはりやたらとスゴイや。
スゴさについての参考リンク:唯一神又吉イエス非公式サイト
くらなどの補完はこれで完全に成った、とか思いました。
僕書く必要ないじゃん、とも(ぉ
※リンク先ネタバレ注意:moonknivesさんのこちらの絵
ほんと、すげえ。牟憑(むつき)さんの絵は、技術的に上手いというのももちろんですけど、画題というか、背景に流れている物語がほんとうに素敵だと思います。
追記
巡回してたら、ご近所でもすでに杉田さんに先を越されていた模様。あう。
文月そら | >美汐さんは、ちょっと大根の値段が気になるお年頃なだけです(えー) |
文月そら | >智代は本当にいい女ですねー。……朋也も、もう少し頑張れといいたくなりますが。 |
UT | >美汐さんは、いい意味でおばさんくs(ryu |
タカヒロ・I | >オフクロの味ですねー(謎 |
タカヒロ・I | >なんか、シナリオをクリアしてから智代が気になってしかたありません・・・ |
タカヒロ・I | >おはよー、みしおさん |
まあ、発表自体は先日すでに行われていたわけですが、昨日あたりやたら重かったんで今日ゆっくりみてまわってきました。
しかし、桜……。
あ、こないだ誤解されている方がいらしたんで、一応言っておきますが、僕はたしかに、桜シナリオがあまり好きでない旨の感想を書きました。
でも、決して桜が嫌いなわけではありません。むしろ、逆です。
以下、fate桜シナリオネタバレ。反転はしませんのでご注意を。
あれをやってから他のシナリオをプレイすると、なんとも居たたまれない気分が残ります。セイバーシナリオでも凛シナリオでも、最終的に聖杯は砕かれます。それは、聖杯戦争を終わらせるためでした。でも、結局あれでは聖杯戦争を終わらせることはできない。地下の大聖杯が健在である限り、結局また聖杯戦争は繰り返されることでしょう。
そしてその時こそ、臓硯が本領を発揮する時に違いありません。
裏で引き続き虐待されつづける桜が、その時どんな目にあわされるかと考えると、暗澹とした気分になってくるのです。
もちろん、各シナリオクリア後の士郎や凛は、以前とは比べ物にならないくらいに強くなっていますから、桜シナリオほど振り回されつづけるということはないでしょう。また、臓硯も桜のことは「実験体」だと言っていましたから、「本番」に別の者を使う可能性は充分にあります。……でも、桜を「想像以上に優秀」とも評していましたしね……。
そのことを考えると、僕は桜が気の毒で可哀相で仕方がありません。だからあんな事実は知りたくなかった、というより、あんな事実、存在してほしくなかった。
エンディングとしては、セイバーEDも凛EDも好きです。でも、桜シナリオをやってからは、それすらものんきに好きだと言えなくなってしまった。一番根の深い問題は、結局手付かずなのだとわかってしまったから。
つまり、僕が桜シナリオに対して持っているわだかまりというのは、桜が嫌いなんじゃなくて、むしろ好きだから、ということなのです。
ということで、桜の人気投票での順位には遺憾の意を表しておきます。
むむー。
まあそんなこんなで、例のりんりん文庫は、あえて桜アフターで書こうかな、と思っています。
文月そら | >ズガーンΣ( ̄□ ̄!! |
あまの@美汐.JP | >お二方、お仕置き覚悟しておいて下さい。>25日の件 |
あまの@美汐.JP | >真琴の制服姿… (/// |
文月「♪〜」
O嬢「おはようございまーす」
文月「あ、おはよー」
O嬢「ごきげんですね、○○さん。なんかノリのいい曲ですけど、何の曲ですか?」
文月「あーと……あれ? なんだったっけ。無意識に口ずさんでたから……」
O嬢「あー。そういうことありますよねー」
文月「うん、ごめんねー」
O嬢「いえいえー」
……すまんO嬢。何の曲かは分かってたんだ。
でもさ。
文月「あー。これはalice softの「大番長」っていうエロゲーのオープニングテーマさっ。熱いんだゼ!」(親指を立ててニカッ)
……とは言えなかったんだよ。
……すげえ。
アップルコンピュータが市販しているデスクトップ・パソコン,Power Mac G5を1100台かき集めてきて,それを高速ネットワークでリンク,スーパーコンピュータに仕立てよう,というのだから。
仕上がったスーパーコンピュータ「System X(愛称:Big Mac)」は演算能力10.3テラ(テラは1兆)フロップス(1秒間に可能な浮動小数点演算の回数)を達成,見事2003年下半期のスーパーコンピュータ世界ランキング「TOP 500」の第3位につけた
……一体どこの高校の文化祭の発想ですかとか思いましたが、それを思いついて、予算つけて、実行して、達成しちゃうあたりがとんでもねえなあと思いました。
しかし、今の並列処理って凄いんですねえ。まさか市販PCで最新型スパコンに勝っちまうとは……。コストパフォーマンスまで考えると、これは一方的な勝利といっても過言ではないでしょう。キエー。
文月そら | >あのオープニングは、それだけでも一見の価値があると思います。なんせ、僕の購入動機はほとんどあれが決め手だったくらいですから(えー) |
kazami | >発売日に買ったは良いけど、やっていない「大番長」は、そんなに熱い曲ですか。「CLANNAD」が一区切りついたら、何をやるか考えているのですが。そろそろ、やろうかなあ。 |
あぢい。
原作者の意図なんざどうでも良いのですよ。(リンク先くらなどネタバレ注意)(でもって、話題の大元はこちら)
書かれた全ては起こった事、事実として考えた場合にどういう可能性が考えられるか、というのが、補完やら考察やら二次創作の心意気かと。
感想とか批評という立場なら、そういう視点(作者を視野にいれた視点)もありだと思いますが、少なくとも補完とかそのへんの立場からそれを言ってしまうのは無粋だと思います。
一応、改行をいれておきます。ネタバレ完全シャットアウトの方はご注意を。
ちなみに僕がこの件に関して、どう考えているかといいますと、
あれがどのような形で書かれたかということを考えたとき、パターンとして
の二パターンあると思いますが、どちらの場合も「書かれている言語すべての土地を通ったとはかぎらない」ということを指摘しておきたいと思います。
(夫妻が書いた場合は当然として、第三者が書き足していった場合も、渡した時にはすでにその国の言葉が書かれている必要があるため(でないと意味がわからなくなってしまう)、あらゆる可能性を考慮して、知っている限りの言語を必要以上に書いた可能性がある。また、旅行者や外国人就労就学者なども考慮すれば、べつにその国の言葉が理解できるのが、その国の人だけとは限らないという問題もあり)
だから僕の立場としては「あれだけでは実際にどこを通ったかはわからない」ということになります(えー)
そんなこと言ったらなんでもありってことになりますが、なんでもありだからこそ、補完は楽しいのです。描かれなかった部分こそが、完全に読者のものなわけですから。不定ならば好き勝手書ける(ぉ
とくそんさんの試みは、多分このへんのノイズなしに、どういうルートがありうるのかという話だと思いますから、この話はちょっと意図とズレちゃいますけどね。
……まあ猿元さんのことだから、全部承知の上でおっしゃってるのかもしれません。
文月そら | >でもって、もし仮に「理屈の通るルート」が見つかったとしても、それが本当に涼元さんの考えたものと同一かどうかというのは、大して重要ではないと思います。 |
文月そら | >でも、それをこれらの情報で特定するのはかなり難しいかと。 |
文月そら | >ふむり。まあ、それはあるかもしれませんね>想定ルート |
とくそん | >潮流をみる限り、まさしく「なぜこの鞄がそんな土地を経由してきたのかは、見当もつかない」でしたが^^; |
とくそん | >伝えたいのが「世界中を旅してことみの元にたどり着いた」ことではあっても、ライターの涼元氏には、「想定したルート」があるのではないかな?と思ったり。 |
とくそん | >ぢつは、原作者の意図は頭をよぎってます。ことみのシナリオって、随所に「元ネタ知ってると、より楽しめる」伏線が多いんで、 |
とくそん | >みしおさんのお茶げとー |
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