文月の過去にっき

今日洋画劇場で「ディープインパクト」をやっていたから、というわけでもありませんが、なんとなく、もし明日、あるいは数日のうちに死ぬとしたらどういうことを思うかなあと考えていました。

明日、でなくても近いうちに死ぬ、とか、あるいは世界ごと滅びるというのは、創作の世界ではわりとありふれた題材です。その中でまず思い当たるのが新井素子の「ひとめあなたに」というあたりが、そもそも自分の精神的な傾向を端的に示しているなあと思います。

この話、世界のピンチにあたって、さまざまな人々の姿を描くのですけど、その中で『世界を救う』という方向が全く描かれません。描かれるのはただひたすら、個人の力ではどうしようもない終末をつきつけられた人々の、やんわりと狂い行く姿、そして狂い行く世界。

そんな中、主人公の女の子は、狂った世界を一人ゆきます。
電車も動かない。車もない。会う人会う人どこかおかしい。
知人にレイプされそうになりながら、車に轢き殺されそうになりながら。
この狂った世界で、彼女がたった一つだけ信じられる、
ひとめあなたに、あうために。

会ってどうなるわけでもありません。会っても世界は救われない。
苦労して会って、やっぱり世界もおのれも滅びるわけです。

無意味かもしれない。それでも。
そういう、もうどうしようもない、っていう時に、まず逢いに行きたいって思える関係というのに、非常にあこがれます。……まあ、んな相手いませんけどね（笑

僕が人のぬくもりみたいな「ほのぼのもの」を書きたがるのは、このへんに起源があるのかもしれません。

「トムソーヤの冒険」を最近観ています。といっても、アニマックスでもキッズステーションでも、テレビ東京でもありません。グローバルラーニングチャンネル（ＧＬＣ）。２４時間英語学習チャンネルです。スカパーに入った当初から、チャンネルパックに入ってはいたのですが、別に観る気もなかったので放置していたチャンネルでした。
ある日、暇に任せてチャンネルを適当に変えていた時、あの懐かしいオープニング画面が目に入ったのがきっかけでした。

♪おまーえなら、ゆけるさ　トム。だれーよりも　とーおくへー♪
（全編英訳されているのですが、オープニングとエンディングだけは元のままなのです）

まあ正直なところ、五割分かるかどうかというくらいの地を這う理解度なのですが、それでもやっぱり観ていて楽しい。元々、いかにもあちらっぽい絵柄ではありましたが、これが実際英語になると想像以上にしっくりくるんですよ。特にトムとベッキーが雰囲気出ていると思います。
今回観て思い出したんですけど、ポリーおばさんとトム（それからシッド）って、そういえば実の親子じゃないんでしたね。でも、トムからはそんな屈託、全然感じません。のびのびと好きなことやって、好きなように生きて。ポリーおばさんもそんなトムを叱りながらも縛り付けたりしません。小さな村ですから、事情を知らない人なんていないでしょうけど、あたりまえのようにトムはみんなに愛されています。そのことがとても新鮮なんですが、その反面、かつてこれを観ていた子供時代、何にも疑問に思わなかったそんなことが新鮮に思えてしまうあたりに、今の世のアレっぷりを感じます。……いや、今の世というより、今の自分と言うべきかしらん。

要するに、おそらくこんな設定で今アニメなりラノベなり、あるいはゲームなりになっていたら、さぞかし素晴らしいトラウマストーリが生まれるんだろうなあ、とか思っちまうわけですよ。
「トムソーヤのなく頃に」とか（えー）

今凄くmp3プレイヤが欲しいです。
すでにうちにはくりえさんがいらっしゃるので、一応携帯mp3プレイヤはすでに持っている、ということになるんですが……ＰＤＡとして、スケジューラ、テキストメモとしてのくりえさんには全く不満はないのですけど、ことmp3プレイヤ、あるいは写真機としてみた場合、致命的な欠陥があるんですよね。
それは。
「メディアがメモリスティックしかつかえねー」
ということなんです。

なにしろメモリスティックというのは、２Ｇのそれを買おうとすると、くりえさん本体より高い金を出さねばならなくなる、という馬鹿げたシロモノなのです。
それはいくらなんでも……。
言うまでもなく、写真も音楽ファイルも、非常に容量を食いますから、これらを扱うための容量にそこまでコストがかかってしまうとなると、ちょっと考えてしまうわけです。

そこにもってきて、最近のmp3プレイヤ。
内蔵HDD30Gだの40Gだの、ムチャをおっしゃいます。
何がムチャかといいますと。

SONYメモリスティック(2G) \63,772（価格.com最安値）
iPod M9268J/A (40GB) \39,500（価格.com最安値）

ただのメモリが、20倍の容量を格納できるmp3プレイヤよりひとまわり高いってのはどういうことですかソニーさん……（血涙）

しかもmp3プレイヤって、モノによっては普通の外付けHDDとしても活用できるわけで。
負けてる。負けてるよメモリスティック！

ということで、すンごい欲しいのです。
なにしろ40Gもあれば、数千曲単位で曲が入るわけで、これは家中にあるCDをまるごと入れてもまだスカスカという恐るべき数字です。

「持ってる全曲からランダム再生」

全然意味はないけれど、凄い憧れを感じるのは何故でしょう。

昨年、1988年のOVAリリースから15周年を迎えた『機動警察パトレイバー』を、初期OVAから劇場版までの設定画や原画から振り返る源泉展が開催されます。HEADGEARからは、ゆうきまさみ、高田明美、出渕裕の3名、さらにアートディレクションの田島照久さんの作品が出展されます。

名古屋　2004年11月20日（土）〜23日（火・祝）
　　　　明治安田生命ホール
　　　　愛知県名古屋市中区新栄町1-1　明治安田生命名古屋ビル16F
東京　　2004年11月26日（金）〜28日（日）
　　　　上野　鈴の屋
　　　　東京都台東区上野1-20-11 鈴之屋ビル

うっわ。
マジか。
落ち着け。
行く。

かつてパトレイバーに心をひっかかれたことのある方に。

ブラウザを火きつねさんに乗り換えたです。拡張性の高さと動作の軽快さが、なかなか気に入りました。あと、ライブブックマークおもしろい。

ものづくりは甘くないね、というお話。あと、大野さんがやりたい放題です。
荻上と大野さんの和解ってあるのかしら。あるなら見てみたいし、なきゃないで二人の意地の張り合いが見られるから、それもまたよし。
ところで、原口さん。ああ、こういう人いるよなあ。
……ていうか、いました。まさにこういう人。

なんだかすげえリアルに感じてしまいました……。

いろいろと参考になります。
特に、最新のシリーズ「ネットでの誹謗・中傷への対応」（その１）（その２）は、ネットワーカーの心得として、重要だと思います。

ネット掲示板では、誹謗中傷のみならず人を名指しして脅迫する、匿名の書き込みがよく出ている。例えば、「この男を殺してほしい」、「この女をレイプしてほしい」などと書いて、氏名・住所を記載されているなどの場合だ。

このようなケースでは、書き込みを行なった人物はこの記載事実だけで脅迫罪に問われることになる。実際に殺したかどうか、レイプしたかどうかは、この場合関係がない。

刑法でいう「生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、２年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する」（同法222条）に該当する。

ヒートアップして、普段の生活ではありえない言動をしてしまうと、その汚い罵りがそのまま自分に跳ね返ってくることもあるということ。
自戒も込めて。